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第77話〜2〜
「え?戸籍の復活?」
「まぁそんな感じの」
南は父親によって亡くなったことになっているが、実際は生きている。
これからの南の為にも戸籍は必要だ。
「どうやってやるの??」
「俺の従兄弟に弁護士やってる奴いるから相談しながらやろう
俺も詳しくは知らないっていうか…」
「うん。わかった」
「よし、んじゃそいつに電話したらどこ遊びに行くか決めような」
「!!」
南の目が輝いたのが分かる
俺は机にいろんな雑誌を置いて部屋を出た。
2回目のコールで彼は出た
『わぁ〜!ハルくんから連絡くるなんて久しぶり!
なになに、どうしたの?』
「あぁ、久しぶり。ちょっと相談したいことあって…」
俺は南のこと、戸籍のことを相談した
『なるほど〜。
うんうん、ハル君からの頼みなら大事な仕事でもハル君を優先するよ!』
「いや大事な仕事は優先してくれ…」
彼は昔から少し…いや大分1人で突っ走る節がある。
変わってない…
それでも、人気弁護士なのだから凄いと思う
そしてとりあえず直接会って話そうということになり話はまとまった
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