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第166話〜2〜

〜南side〜 「南、何食べたい?」 キラキラ笑顔でメニューを差し出してくれるハル。 きっと、この後僕が嫉妬した部分を聞くのが楽しみなのだろう。 「……今の気分はパンケーキかな…」 「うーん、パンケーキだけで足りる?」 「…どうだろう?」 少し…お腹すいちゃうかな? 「じゃあ俺のちょっとあげるね。 てことで俺オムライス頼もうかな。」 それって……… 「僕の好きな物…」 「そうなの?知らなかったな」 そう言っているけど、絶対確信犯だ…! こういうさり気ない優しさが更にハルをイケメンにさせる。  ハルは店員さんに注文をした後、机に少し身を乗り出して僕にさっきの話をしだした。 「で?嫉妬ってどの部分?」 「…本当に知りたいの?聞いても面白くないと思うし…」 それに僕の情けない部分をハルに晒すのってちょっと恥ずかしいな…… 「南が思うことはなんでも知りたいな。ほら、南大好き人間だから」 っ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! 絶対今の僕顔赤い!! 今のハルが可愛いのとカッコイイので上手く顔を見れない…! 「本当に言わなきゃだめ…?恥ずかしいよ……」 すると南は隣にある紙ナプキンとボールペンを手に取った。 「じゃあここに書いて?」 確かに言うのは恥ずかしいって言ったけど…!! ていうか、僕字汚いから……やっぱり言った方が良かったかな?? ちらりとハルを見る。 あっ、すごいニコニコしてる…… 言えない……… 僕は少しでも綺麗に見えるように、丁寧に字を書いた。

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