ラウはそのまま小刻みに腰を振りはじめる。 ナカの圧迫感とわさわさと身体に触れる青銀の毛が気持ちよくて… 「ァ、あん、ひァっ、い、…ァん！」 ぐちゅぐちゅと、ナカでラウが動くたびに痺れるように感じて、悶え零れる嬌声が抑えられない。 「ﾊｧ、アサト、凄く、可愛い…好きだッ」 長くなった赤毛を避けると、首すじに浮かび上がるフェロモン腺… 自分だけのものにしたい…独占欲と理性がぶつかり合って… 噛みたい衝動を抑えながら、ソコを繰り返し舐め重ねて、熱い想いを伝える。 「ぁ、んっ、ラウ！あぁっも、いくッ」 気持ちの良い場所に刺激を受け続け、ビクビクンと身体が震え、何度も何度も達してしまう。 「アサトッ」 さらに激しく突き上げながら、濡れそぼったアサトの前を手の腹で扱き、待ったなしに前と後ろを同時に攻めていく。 「ァっ、そこ、擦っちゃ、ダメっあ、ァあッ出る、気持ちいぃからァ、出ちゃうッ！」 「アサト、イこうッ」 「ぁ！…ぅ、あァッ！」 扱かれるままビュビュッと激しく達してしまう。 同時に胎内を犯す塊をぎゅっぎゅーと締めつけて吐精し尽くす。 「ッ、アサトっ俺も…くッ」 ソコを締めつけられたラウも絶頂を迎え、ドクドクッと溜め込んでいた精をアサトのナカへ注ぎ込む。 「ﾊｧ、ﾊｧ…ぁ、ラウ、のが…」 ソコがラウの精液で満たされる感覚… それはとても幸福で… 「…ﾊｧ、アサトッ愛している」 そのままあぐらを組み座り直しながら、再び後ろから抱きしめ囁く。 「ﾊｧ、オレも愛してる、ラウのこと…繋がれて幸せ…」 振り向き、見上げて…獣の口へキスを落としながら、激しいSEXの余韻を楽しむ。 「もっと時間が欲しい、アサトとこうしていられる時間が…」 「ラウ…」 「足りない…もっと傍にいたい」 「うん、いつかは、一緒にこの土地で、群(むれ)を率いて行けたらいいよな」 「アサト、必ず、お前を俺のツガイにするから」 毛のないそのすべすべな可愛い顔を撫でて、顎を支えるように見つめながら誓う。 「ありがとうラウ、約束な」 そう、自然と微笑みが零れる。 「あぁ、約束する」 しっかりと頷いて、口付けを交わす。 愛し合った余韻を感じながら、さらに舌を絡め合い、同じ気持ちで…同じ時を過ごすのだった。