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それは違う31※
修平が少し腰をひいて、浅い位置で動きを止めた。
「他の男に抱かれても、あなた、そういう顔するんだろな」
修平が独り言のように呟く。
「あなたが他の男としてるとこ、見てみたいかも」
言いながら、修平はゆっくりと腰を使い始めた。狙い定めてペニスでじわじわと擦りあげるソコは、拓斗の1番弱い場所だ。
修平の心外な呟きに反論しようとしていた拓斗の口から、言葉の代わりに重い呻きが漏れた。
……やだっ、ダメだそこ、だめ……っ
その場所だけをしつこく刺激されたら、ぐにゃぐにゃになる。ただでさえ、媚薬でいつもより敏感になっているのに。
「ああんっあ、ああん、ぁあ…っ」
自分の口から噴き出す声が、どこか遠くから聴こえる気がした。ゾッとするほど甘ったるい淫靡な獣の声だ。座布団に顔を埋めようとすると
「ダメだよ。鏡見てて。じゃないとしてあげない」
たしなめられ、座布団に顎を乗せて目の前の鏡を見つめる。
生理的な涙に濡れてとろんとした自分の目。喘ぎ続けて閉じられずにだらしなく開いた口。その後ろにはお尻だけを高く掲げて、犬のように後ろから犯されている自分の身体が映っている。
恥ずかしい姿だ。感じきって淡いピンク色に染まった肌。尻の間からは修平の赤黒いペニスが見え隠れしている。
ず…ず…っとスローペースで、灼熱の塊がいい所をえぐり続ける。2回立て続けにイかされて、空っぽの自分のペニスから、前立腺を抉られる度にパタタっと薄い愛液が零れ落ちた。
「拓斗、いい?いいならちゃんと、いいって言えよ」
「んあ、んんっんあ、あ、あ、ああん、い、いぃっいいっ、やぁ…っあ……っいいぃっ」
「お尻、もっと回して?もっとエロいあなた、見せてよ」
拓斗は鏡に映る自分の淫らさに、いっそう煽られながら腰をくねらせた。
みっともない。まるでエロビデオに出てくる淫乱みたいだ。恥ずかしい。
でもそれが逆に興奮するのだ。
もっともっとケダモノみたいに犯して欲しい。
悦びが際限なく強さを増す。もうこれ以上ムリだと思うそばから、もっと激しい快感に押し上げられる。キリがない。
「恥ずかしいね、あなた。こんな姿、佐々木くんや岩館くんには見せられないよね」
修平は満足そうに笑いながら、突き入れる深さと速さを変えた。絶え間なく啼き続ける自分の声と、結合部分からグチュグチュと響くいやらしい水音が、部屋に満ちていく。
恍惚となりながら、拓斗は自分の淫靡な姿をじっと見つめ続けた。
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