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それは違う51※

「その目も、いいな。誘ってるの?」 「修平が、逃げるから、」 「欲しがってるあなたの顔、エロくて好きだ。さっき、猫の名前の話してた時、どうして笑ったの?」 「え?」 「思い出し笑い、してたでしょ?あなた」 唐突に話題が変わって、拓斗は首を傾げた。 ……猫の名前の話?……って、さっきの。 え。俺、思い出し笑いなんか……してたっけ? 「……あ」 思い出した。あれだ。 佐々木のネーミングのことだ。 「なに、思い出してた?」 「あー…あれは、佐々木さんが、猫に名前つけてやるって」 「……へえ。どんな名前?」 「和弘。カズって呼べって」 「カズ?あの子、メスだよ」 「うん。だからおかしくって」 拓斗がまた思い出してくすくす笑うと、修平はおでこをコツンと合わせてきた。 「和弘って、佐々木くんの名前?」 「うん。この子、女の子ですよって言ったら佐々木さん、仰け反ってた」 「ふーん。佐々木くん、自分の名前、つけろって言ったのか」 「あの時、酔ってたから……んっ」 またキスされた。修平の不意打ちのキスが気持ちいい。 「酔った男、無防備に部屋に入れたらダメだよね。本当に、何もされなかった?キスは?」 「されてないよ、何も」 「でも佐々木くんはたぶん、その気、あったでしょ」 「…んっふ、ん……。でも俺は全然、その気、ないから」 ほどけた修平の唇を目で追う。 もっとしっかりキスしたい。 身体の奥に甘い火が灯るような。 「あなたって、意外と罪作りだな」 修平は呟くと、こちらの後頭部を左手でガシッと掴んだ。 「舌、出して?」 拓斗が言われた通りにすると、修平の唇が舌先を啄んだ。ちゅっちゅっと吸われて、ねっとりと口に含まれる。 「んぅ……っ」 そのまま一気に口づけが深くなる。 ようやく欲しいキスをくれるらしい。 拓斗は修平の背中に手を回した。 「あ……っ、ね、それ、だめ…っ」 「どうして?気持ちいいでしょ?」 修平の指が、ぬるぬるしたボディソープをたっぷり纏って、奥へ奥へと忍び込んでいく。 舌を絡め合い濃厚なキスで熱くなった所で、奥の浴室に誘われた。湯船に2人並んで脚だけ浸かり、また甘い口づけですっかりその気になった身体を、今度は指でいじられる。 修平の長い指が尻の割れ目をなぞり、ボディソープのぬめりを借りて、奥の窄まりをくちゅっと割った。小刻みに揺れながら入り口を穿ち、じわじわと侵入してくる。 痛みはなかった。気持ちいい。 ぬるぬると出し入れされて、拓斗は呻きながら壁の手すりを掴み締めた。もっと奥をいじってほしくて、自然と尻を突き出してしまう。
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