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第27話
下着の中から抜いた指をぺろっと舐めるとこれでもかと三条の顔が真っ赤になる。
顔だけじゃなく耳も、首も、襟刳りから見える鎖骨までも真っ赤にして舐めるのを阻止する様に手を握ってきたが、そんな事でやめる程長岡は生温くない。
「き、汚いですっ」
「風呂はいったばっかだろ。」
「そういう問題ではありません…っ」
真っ直ぐに三条の目を見たまま、細い指にもフェラをする様に舌をねっとりと這わし爪先を吸う。
指の股を舐めた時の反応が良くて楽しくなってきた。
ついでに自分の指も濡らし再度下着の中に手を突っ込んだ。
慣れた様にアナルに宛がった指をぐっと突き入れると、あたたかな肉が締め付ける。
此処に早く入りたい。
「正宗さっ、」
滑りの足りない指をぬぐぬぐと押し込むと第一間接を動かした。
「まって…、まっ、……生なましくて、なんか…」
「なんか?」
「すごいやらし…ぃ…」
「やべ。
すっげぇ楽しくなってきた。」
無意識の内に唇を濡らす長岡を目撃した三条は、その色気にぞくっと肌を粟立たせた。
「乾いてきたか。
なぁ、また指舐めて良いだろ」
「え…だ、だめ…です……」
「じゃあ、どうすんだ。
やめるか?」
「…………ろ、しょん…」
自分を見上げるその目。
その目だ。
男を誘い、誘惑し、魅了する。
「ローション、使って…、ください」
「ローション?
良いよ。」
にっこりと微笑む長岡は三条をベッドに投げ飛ばした。
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