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第32話
何ラウンドしたか、首にしがみ付いていた三条は何時しか撓垂れ掛かっている。
ベッドに寝かせ散々精液を吐き出し萎えたモノを引き抜くと括約筋の麻痺したアナルから白濁したものが溢れ出た。
その光景に正直もう1発出そうな気もしたが恋人はもう息も絶え絶えだ。
「遥登。
今、タオル持ってくるから待ってろ。」
ベッドに沈む三条は粗く息を吐きながら必死に酸素を貪い、呼吸をする度に薄い腹がへこへこ動いている。
長岡の黒いシャツに三条の精液がこびり付いていた。
スウェットパンツはローションやら精液やらでぐっちょりを色を変えている。
どうせシーツも洗濯するのだから下着毎脱ぐと、三条の服も脱がし浴室に投げた。
代わりにタオルを濡らし持っていく。
「遥登。
ほら、身体拭くぞ。」
「自分で……、ぁ、」
まだ敏感な肌を撫でられ甘い声を漏らした。
また勃ちそうな下半身と、くったりとしながらも緩く抵抗する恋人に、自分の理性が試されていく。
「あの…」
「ん?
どした。」
腕を捕まれ、心配そうに見上げる恋人の高い体温がじわじわと広がる
「舌、痛くないですか…」
「大丈夫だ。
舐めりゃ治るだろ。
あ、でも、また舐めてな。」
「……はい、」
「良い子。」
サラサラと溢れる髪にキスをすると、三条は気持ち良さそうに目を閉じた。
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