口内に流し込まれる唾液を飲み込む毎に、いやらしい気持ちは増幅していく。 学習能力の高い三条の身体は、１つも溢す事なくそれを拾い反応していった。 舌を舐められ背中が浮く。 「ぁ…」 口を離しても唾液が糸を引いて繋がって、それが恥ずかしくて顔をより赤くすると長岡に前髪を後ろへと撫で付けられた。 愛おしそうな顔に胸が騒ぐ。 どうしよ、すげぇドキドキしてる… 正宗さんが好きでたまんない 学校で会えなくなった分、三条も長岡が愛おししくてたまらない。 ぽわっとした空気を纏いなが首を伸ばし、ちゅ、と唇にそれをくっ付けた。 「もっと？」 「もっと、」 三条のお強請りに気を良くした長岡は身体中に触れられながら何度もキスをしてくれる。 気持ち良くて溶けてしまいそうだ。 「キスだけで勃ったのか。 そんなきもちい？」 「きもち…」 「ははっ、素直。 次は何処にキスしたら良いか教えてくれよ。」 「………あの、…全部」 触れられていない所が寂しい。 眉を下げて強請れば、すぐにそれが与えられる。 こんなに甘やかされたら我が儘になってしまう。 長岡は了承だと言わんばかりに頬にキスをすると頭を下げていった。 チリっと痛む皮膚にそこを見ると、太股を摩っていた長岡と目が合う。 優しく細められるその目は、どこかギラギラしていて男の色が濃い。 目を合わせたまま内腿、ふくらはぎ、そして足を舐められる。 足の指さえ舐められ、寝室に来てから触れられていないアナルが疼く。 「正宗さん…」 三条は快感に震える手を伸ばし片方の尻肉を割り拡げた。 その奥に見える後孔は長岡から与えられる甘美な刺激を求めヒク付き待っている。 「ここ…、も」 振り絞った声はあまりにも小さく、淫らだった。