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第124話

…気持ち悪い…… 地球が揺れてる… なんとか長岡の部屋まで来られたが、気持ち悪くて泣きそうだ。 靴を脱ぐのも怠い。 視界が霞む。 部屋いっぱいの長岡のにおい。 でも、それでも足りない。 長岡が良い。 長岡じゃないと駄目だ。 人肌が恋しい。 あの体温が恋しい。 ふらふらする足で寝室へと向かうと脱ぎ散らかされたシャツを手にする。 長岡のにおいが濃くするそれ。 正宗さん… ソファの足元に丸くなると、愛しい人の帰りを今か今かと待ちわびる。 正宗、さん…

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