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第123話

ソファの上で、もそもそと素麺を食べる三条はさっきよりどんどん顔色が良くなってきていた。 少しずつ回復しているのが目に見て分かる。 それだけで安心出来る。 あまり食欲がないと言っていたが、その手に持たせ1口でも良いから口に入れろと無理矢理食わせている。 「残して良いから、1口でも腹に入れとけ」 「あの…、」 「ん?」 「……隣、座っても良いですか」 勿論だ、と手招くと皿を机に置きこてんとくっついてきた。 珍しく甘えてくれる恋人に嬉しい気持ちはあるが、体調不良で心が弱っているせいかと思えば早く何時も通りになって欲しいとも思う。 あぁ、だけど、すげぇ可愛い。 「風呂はいったらベッド行こうな。 俺も今日はもうベッドに行くから」 上下する頭を撫でた。 早く元気になってくれ。

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