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第305話

この身体に俺がしたなら、俺が味あわなきゃ勿体ねぇだろ。 他の誰かに食わせるつもりもねぇけどな。 細い腰に手を回し、後ろに倒れ込むと三条に押し倒される形になる。 「あっ、重くないですか…っ」 「これで重きゃ心配なんかしねぇよ。 気にすんなら、遥登からキスしてくれ」 「…はい」 ちゅっちゅっと可愛らしいキスを頬や顎に受けながらも、長岡の手は臀部を揉む。 肉付きも悪けりゃやわらかさも少ない男の尻だが、これが良い。 臀裂を開く様に肉を左右に割ると流石に抵抗されてしまった。 「それはっ、恥ずかしいです…」 「その顔が見てぇからしてるって言ったら怒るか?」 「…変態」 「変態な俺は嫌いか?」 「その聴き方は狡いです」 下着の中に滑り込ませた手で小さな器官を刺激する。 自分の大きさに馴染み縦に割れたアナル。 ローションも纏っていない指を突き刺す様な事はせず、やわらかく触れるだけにとどめ身体の奥から燻らせていく。 「嫌いか?」 「す、き…だから」 「だから?」 「……ちゃんと、さわってほし…」 首に抱き付き、小さな声で強請る三条に口端は上がりっぱなりだ。 「気持ち良くしてやるからな」 「俺も、頑張ります…」

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