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アカバレって、マ? Seite 1

* ピンポーン。 夕方、来客を告げるチャイムが鳴る。 「はいはーい」 ベッドでごろごろしていた俺は、玄関へと向かう。 「ごめん、遅くなった」 ドアを開けると、應本壮馬(おうもとそうま)が両手に買い物袋を持って立っていた。 「何そんなに買ったんだよ」 俺は買い物袋を1つ受け取りながら尋ねる。 「夜ご飯、カレーとハンバーグどっちにするか悩んで、結局どっちも買ってきたんだ。紘汰、どっちも好きでしょ?」 「まぁそうだけど、どっちかでいいよ」 「あと、いつものお店のプリンも」 「えっ、まじ?やった!壮馬、神!」 4月。 今日から新学期が始まって、俺たちは高校2年生になった。そうはいっても、高2になった以外、俺たち何も変わっていないんだけど。 應本壮馬は、俺の幼馴染だ。 小5からの付き合いで、高校生になってからは、毎週金曜日に泊まりに来るのがお決まりのパターン。 親が海外にいて、一人暮らしをしている俺を心配してのことだろう。 俺にとってはありがたい話だけど、俺たちも高2になったことだし、そろそろ壮馬には自分の幸せのために生きてもらいたい…とか、お前が言うかって感じだけど。 *

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