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20.
「…… ?」
メーター振り切る寸前だったオレのちんこは、ちょっとだけ落ち着きを取り戻した。
危なかった……
少し腰を引いて、浅いところをゆっくりこする。
指でいじってた方の乳首を口に含む。オレの唾液で濡れた方を、指の腹で挟んでくにくに揉んだ。
「んん……っ」
さっきまでもじもじと揺れていた海老沢の腰が、小刻みに震え始めた。オレの腰を挟む海老沢の腿が、だんだんキツくなる。
「はぁ、あぁ、は…… 、あぁ、ん…… 」
声混じりの荒い息が、頭にかかる。
枕を掴んでいた海老沢の手が、シーツを泳ぐようにすっと下に下りた。腹の下でごそごそ動く気配で、バンドを外そうとしているのだと気づいた。
「ダメだよ。」
オレはその手首を掴んで、シーツに押さえつけた。
「だって…… っ、な、なんかもぉ、俺…… っ」
海老沢が、怯えたように瞳を揺らす。残された左手をバンドにかけるけど、それは片手ではうまく外せない。
「オレが外してやるよ。ちゃんと、言えば、な!」
「あっ、やぁっ、あう、あぁ…… っ!」
深く突いて、わざと身体を突き動かす。縛られた海老沢のちんこは大きく揺れて、透明な汁を飛ばした。
片手でバンドを外すどころじゃない。
俺は海老沢の両手を枕の上にまとめて、体重をかけて片手で押さえ込んだ。
不安そうに涙目で見上げる顔が、オレの性癖を煽る。
チュッと濡れた唇にあいさつしてから、「オレの」乳首に舌を戻した。
グミみたいな、しっとりした柔らかさ。
肘をついて、反対の乳首も指でかわいがる。
下は奥を突くのをやめて、海老沢の好きな前立腺のあたりを、亀頭で撫でるように腰を回した。
腿に力が入って、海老沢の腰が、ベッドから浮いた。ガクガク震えて、オレを包む中の肉が、生き物みたいにうねってる。
「あ…… っ、や、やぁ…… っ、も、出るぅ…… っ!」
「出ねぇよ。」
乳首に口をつけたままオレが言うと、海老沢は頭をブルブル振った。
「や、やだ、も、とって!と…… っ、取れってぇ…… っ!」
中がとにかく、すごいことになってて。
腰を打ちつけながら、思った。
これって、もしかして……
オレだってほんとギリギリで。
性欲のまま、強く激しく動きたくてたまんない。
でも、海老沢がイイのは、もっと浅いとこ。
それに、乳首を、優しく……
「ひぁ、あ、や、やだ、や、も、あ、だめ、な、なか、あ、あ、ん、や、んやあ…… っ!」
ビクッと大きく、身体が跳ねた。
同時に、ものすごい圧で、中が締まって。
柔らかいのに、抗えない、絶対的なその動きに、搾り取られた。
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