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Page1:再婚しちゃった

「再婚しちゃった。」 「…はあ、そうですか。」 「もっと喜びなさいよ、ニートさん。」 「誰れがニートさんじゃ。」 「あら?どこへ就職してるのかしら?」 「年中無休の自宅警備に精を出して…」 「実はね、一人っ子のあなたにキョウダイが出来るのよ。」 「…キョウダイ?」 「そう、京介さん(再婚相手)の連れ子さん。とてもいい子よ。」 「キョウダイ…。」 もしも妹だったら…、「ナオおにぃちゃん、怖くて眠れないから一緒に寝てもいい…?(上目遣い+涙目)」ってなるのでは?良い…素晴らしいではないか…。 「…ナオおにぃちゃん、か…。」 「…年下とは限らないわよ。」 「なんやて。」 そしたら姉…?「ナオくん、起きて!いつまで寝てるの?朝ごはん冷めちゃう!早く起きないと…イ・タ・ズ・ラ♡しちゃうぞ☆(ウィンク+谷間)」ってことか?してください。 「ナオくん、か…フッ、なんか照れるな。」 「…年上とは限らないわよ。」 「マジか。」 同い年だとしたら…、「同い年なんだし、呼び捨てでいいよ…ナ、ナオ…。(頬を赤らめる+上目遣い)」ってなるよな!?最高か! 「ふ、ふむ…では、呼び捨てで…。」 「…あんたの妄想、全て打ち砕く子が来るかもね。」 その一言で、俺の妄想を砕いて出てきたのは、昔同じクラスにいた好きでもない女の子で、勘違いされた挙句にフラれるという今でも腑に落ちない嫌な思い出。 「…ま、なんでもいいよ。俺の一日は部屋の中ってことは変わりないし。」 ギャルとか来たら嫌だな。 「またそんなこと言って…。とにかく、明日からこの家に住むんだから挨拶はしなさいよ。」 「はいはい。」 家族と言っても赤の他人、関わりたいとは思わない。まぁ俺は基本、部屋にいるからイイけどね。

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