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Page145:健全男子♂ヤッちゃいました
「うーん、『健全男子のえっちな日常』…か…。」
「ちょっと!?そんな事まで書いてないよ!それこそ健全な事しか…!」
「これから書けばいいじゃん?それに、僕たちまだまだお年頃だし、色んなことヤッちゃうでしょー?」
「う…書かないし…、それに、そんな未来のことなんて……。」
「よし!じゃあタイトルは、『健全男子…」
「ヤッちゃいました!!」
俺の言葉を無視して、カタカタッとAVのようなタイトルを付けようとするシュンくんを止めるように叫んだ。
「ん?」
「……ヤッちゃいましたで、いいじゃん…。」
「…へえ?」
じわ…と再び熱が顔に集中し、ニヤつくシュンくんからフイッと目を逸らす。
「別に書かないけど…、これから色んなことヤッちゃうんでしょ…。俺もシュンくんと色んなこと……ヤッていきたいし…?言質取ったからね……うん…。」
「ふはっ、ナオくんはムッツリだな〜!」
「な…っ!?」
すべての始まりは、母さんの再婚だった。
「そんなナオくんも、大好きだよ♡」
「うううるちゃいっ!シュンくんだってムッツリなんだからぁっ!」
「あはは、そうだね。」
でも本当は、俺が知るずっとずっと前から始まっていて…。あの時の辛さがあったからこそ、今の幸せがある。
…ねぇ、シュンくん。
俺、ずっとシュンくんの隣で笑っていたい。
だから、喧嘩しても仲直りしようね?それで俺たちの愛を深めていこう。
「はいっ!もうこの話、おーわりっ!!」
どんな道でも、きっとシュンくんとなら笑って歩けちゃうからさ!
「シュンくん!早くみかんゼリー食べよう!」
「ふふっ、はいはい。」
-FIN-
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