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あの後どうやって春真の気分を盛り上げようか思案してたら長風呂になっちゃったけど、ちゃんとベッドで待ってるね。えらいえらい。
「春真ぁ、お待たせー」
「…………」
ん?あれ、なんか緊張してる?
え、なんで。
なに妄想膨らませちゃってんの。このエロぱるにゃん。
「はるー?」
「どうせ──ヤるんだろ。じゃあ、もう、はやく……」
うわあ。散々ヤり倒してるくせに、なんで未だにそういうとこ初々しいの。
分かんなくもないけどさ。
風呂上がりに一人でこれから及ぶ行為のこと考えてたら居た堪れなくもなっちゃうよね。
でも慣れてよ。いちいち下半身にキちゃうから。
とりあえず告白させるために煽って追い詰めようと思うんだけど春真がこうだと、
なんか軽い裏切り?詐欺行為?みたいで無駄に──みなぎってきた!
「早くなに?セックスして欲しいの?」
「──っ。揚げ足、取んな」
「うん、ごめんね。じゃあどうして欲しい?オレはね、春真を気持ち良くしたい」
「は?──そんな、の、言わなくて、いい──」
あー想像しちゃったね。やらしいなあ。
じゃあオレも全力のエロモード、発動するね。
「春真かわいい。今日は会った時から、かわいくて仕方なかった。なんでだろうね──オレが、すごく欲しいから、かな」
「……ふ、っぁ……」
あ、コレやってなかったね。
耳元で喋るの。声響くように耳にくっつけて。
首すくめてるってことは感じてんだよね。
ついでに──舌入れて舐めてもいいよね。
「ふぁ、ん、んん──っ」
ひとつひとつゆっくり、超丁寧に可愛がってあげる。
いつもヤってるうちにワケ分かんなくなっちゃって出来なかったからさ。
これだけ意識してればネジすっ飛ばないと思うんだよね。
「ん──っ、春真はおいしいね。身体中ぜんぶ食べちゃいたい。ねえ、食べてもい?」
「──や、っ……やだ、よっ──」
「うん。春真は嫌って言うよね。でもそれじゃ春真を脳みそトロけるくらい気持ち良くは出来ないからさあ、オレ考えたんだよ」
「え。だめ。やだ。むり。それ、却下──っ」
「まだなんも言ってないじゃん。──だからね、今日は春真の嫌がることをしてあげるから」
「は、あ──?や、っやだよ、そんなの……っっ、んあっ、やめ……っ」
「そうだよね、乳首こねられるの嫌だよね」
「っあ、あああ──」
「乳首の先を爪でしごかれるの、すごい嫌だよね──気持ち良すぎてイキそうになるもんね。しつこく弄ってたらイッちゃうかな。やってみる?」
「んっ──っ、や──」
「じゃあやろっか」
「は、っあ、や、ああ、あ……きもちい──っきもち、いいってば……っ」
「なら良かった」
確かにもう少しでイキそうなくらい、先走り溢れてるもんね。
そっち全然触ってないのに、ビクビクしちゃってる。
しばらく挿入がお預けのオレの為に、もっとよく見せてね。
抱きかかえた格好で後ろから覗けるように、
オレだったら『ええー?ちょっと恥ずかしいから、ためらうなあ』って程度には脚広げておいて。
だめだよ。閉じようとしたら。
オレの脚で無理やり開かせて欲しいの?
だったらしょうがないけど。
「なんで……やめない、んだよっ……しかも脚っ……」
「ん?なにが」
「良かったら、やんない……んだろ……っ」
「ははっ。そんなわけないじゃん」
「うそ、つき……っ」
「やだなあ。嘘なんか吐いてないよ」
「ちょっ、秋、ひこ──っ」
あ──それかわいい。
振り返って見上げる目に涙がいっぱい。
しかも怒ってんのか困ってんのか微妙な表情ってさあ。
くっそ、お前なに煽ってくれてんの?
オレが煽るって言ってんじゃん。
いや──いやいや、ダメだって。
このくらいで飛んでどうすんだよ理性の旦那ぁー。
「とりあえず、イっときな」
ちょっとオレの精神界隈に怪しい影が現れたから
乳首だけでイかせるのはまた今度ね。
もうパンパンでかなりキツそうなちんこ、直接扱いてあげるからイッちゃいなよ。
「や、やあ、秋彦っ……うぅ、ふっ──んんんっ」
胸めっちゃ逸らして、乳首突き出しながらイクの、エロいよ春真ぁ。
下半身ズキズキするー。
お前の腰でゴリゴリしてるの分かるでしょ。
いつもだったらこれだけで、ガン掘り決定だよ?
この血の滲む努力、褒めて欲しいよねー。
で、せっかく座ってることだし、顔が見たいから
向かい合いで腿の上に座らせたんけどさあ、
かわいいが正義っつったの誰?
こんなの悪だって。かわいいは極悪じゃん。
せっかく堪えたのに両腕込みの腰から上ホールドで
真下からガンガン突き上げたくなったからね!?
どう考えても悪魔の所業でしょう。
「春真……春真じゃない方のオレの親友を、なだめてやってくんないかな?ちょっと荒ぶってるから」
オレも一回イッとけば落ち着くんじゃないかって閃いたよ。
一晩中とかサカってる時はざらにあるし、過剰な期待は出来ないんだけどね。
え?春真?オレの上から降りようとしてる?
「いやちょっと?どこ行くの」
「口で……しようかと思って」
まず、あれでちんこの話だって理解されたことに驚きだよ。
柔軟な対応に思わず抱きしめちゃう。
でもソレはマズイから。それね、頭髪鷲掴みイラマチオルートだよ。
「手で、お願い。春真とキスしたい」
「ん──わかった」
いま口の動きだけで「おっきい……」って驚愕しながら握らなかった?
そんなの今さらじゃん。知ってるよねお前。
お前の身体の、どの部分にだって、ソレのサイズ刻み込まれてるでしょ。
もう……オレ暴発しそうだよ。
春真の手──気持ちい──。
両手使うの……ヤバイ。
絶妙な力加減で竿しごきながら、
手のひらで先走りのヌルヌルを塗り拡げるの──息、荒くなっちゃうよ。
今すぐ……その両手を掴み上げて、押し倒して、捩じ込みたい。
春真の伏せたまつ毛の先を見ながら、押し殺しても襲ってくる衝動が耐え難くて
肩に噛み付いたけど加減ができない──。
犬歯に食い込む肉の感触──癖になりそう……。
「──っんあ、あき、ひこ……」
その声だって甘すぎて痛いよもう。
「春真──こっち見て」
「秋彦……目が潤んで──やらしく──なってる」
「そりゃなるでしょ」
ぶち込みたいの我慢して、お前に手コキされてんだからね。
お前も人のこと言えないくらいエロい顔だけどね。
「オレさ……秋彦の顔、結構好きなの……澄ましてるくせに……垂れ目なとことか、エロいし」
へえ?そんなこと言って好きなの顔だけじゃないくせに。
でもタレ目がエロいって偏見過ぎない。いいけどさ。
「オレも好きだよ。春真のたぬき顔。虐め倒したくなるくらい、かわいいよ──声も、身体も──全部好き」
「あ……きひこ……?」
あれ、コレちょっと好きって言いすぎた?
……春真うっとりしてるし、予定通りか。
「口あけて──オレに嬲 って欲しかったら、舌出して」
「っ、そんなの──やだよ──そんなこと言われて、できるわけ……ないだろ」
「は、いいね。もっと嫌がって」
どうせキスしちゃえば、いつも絡めてくるのはお前の方だし。
ほら、オレもうイきそうだから、めちゃくちゃに荒いキスになってるのに
お前もちゃんと興奮してるじゃん。
あーキスって言うより疑似セックスになってんね。
でもオレのちんこに追い込みかけてくる手は止まんないんだ。
ぐちゅぐちゅ音たててるのわざとだろ。
あからさまに尿道に指入れようとすんなよ……変な声出るって。
すごく良いんだけど、攻める時はけっこう容赦なく攻めるねお前。
あー、もうイく。キスのせいで息止まりそう。
イキながらキスすんの堪んないけど、かなり強く吸ってるよねオレ。
おまえ喉の奥で短い声上げてるけど痛いからじゃないよな。
オレも似たような声が出てるし。
舌痛かったらごめんね。
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