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第3話

朝典は耳まで真っ赤になって片手で顔を覆っていた… 気持ち悪すぎて顔もみたくないとか?…うん…俺…もうだめ… 「華夜…好き」 「へ?…うそ…」 「嘘じゃねぇし…」 「でも彼女いるじゃん!」 「いーまーせーん」 「え?だってえむりちゃんは?」 「えむ?あいつ男だし俺の従兄弟だし」 「え?」 「…あいつあの格好は趣味なの。顔可愛いし華奢だから女より似合うと自ら豪語していた」 「…でも…朝典の周りにはたくさん女の子いたよね?」 「…失礼だな。確かに寄ってくる女はいたけどお前と出会ってから誰とも遊んでねぇよ。お前が一番知ってるだろ?終始一緒にいるくせに」 「でも!でも!!」 「黙って」 「んんっ」 俺の口を塞ぐように唇を重ね口内を犯す朝典に翻弄される。 「俺はお前以外要らない。俺と付き合って。華夜」 「…どこか買い物とか?に付き合うってことよね?」 「華ー夜!お前ふざけてる?」 「だってぇ!俺の都合のいい妄想かと…」 「あのさぁ。初めて会った日の事覚えてる?あの日も今日みたいな夕立だった。あのときは俺が傘無かったの。それを名前も知らないお前が貸してくれた。」 「うん」 「あのときのお前の笑顔が忘れられなくて目をつぶればお前の顔が浮かんで…あのときちゃんと名前聞いておくんだったって何度も後悔した…あの日のお前を笑顔を思い出して何度もおかずにしてた…まさか同じ学校になって更に同じクラスになるなんて思っても見なくて。俺から近付いたの。お前の特別になりたくて隣にいたの」 「えと…あの…」 「返事は?まぁyesしか聞かねぇけど。」 「えと…好きです!俺と付き合ってください!」 「はい!よろしくお願いします」 あんなに大嫌いだった夕立もこの日を境に好きになった。これもみんなお前のお陰だな。 「華夜!愛してる!」 「俺も!」 完

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