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「あ、……志鶴さん、……」 「可愛かったよ、海」  海はしばらくぼんやりと志鶴を見つめていたが、吸い寄せられるように志鶴の胸元に顔を埋めた。すりすりと顔を志鶴の胸にこすりつけて、子猫のように甘えてくる。甘え方を知らない子供が、はじめて甘えるかのように。しかし悦に火照った体は紛れもなく大人の色香を発していて、志鶴も少しだけ喉が渇くのを覚えた。 「……志鶴さん」 「!」  しばらくくったりとした海をあやしていた志鶴だったが、不意にじり、とした小さな刺激を感じて目を見開く。見れば、海が、志鶴のペニスに布越しに指で触れていた。 「……海、俺は大丈夫だよ」 「……」 「海?」  少しだけ堅くなっているそれを、彼は慰めてくれようとしたのだろう――志鶴はそう思って制止の声をかける。あくまで彼を満足させたいだけだった志鶴は、彼にそこまでさせるつもりはなかったのだ。  しかし、海は志鶴の言葉を聞くと、黙り込んでしまう。「どうした?」と優しく声をかえてみれば、ようやくその口を開いた。 「……もっと、してほしい、……です」 「ん? もう一回ってこと?」 「……もっと、……志鶴さんが女の子にするように、僕にもしてほしいんです。もっと、志鶴さんに優しくされたい、です……」  声はかすれ気味で、ひっくり返りそうだ。ようやく彼がしてほしいことに気付いた志鶴は、とく、と心臓が脈動する感覚を覚える

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