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おやつ
先日――三つ子達の通う中学校で期末テストが行われた。
いつも満点の飛鳥はもちろん、勉強が苦手な疾風と美月は、なんと80点以上も取ったのだ。
家庭教師をした俺も鼻が高い。
そして今夜、俺の両親は出かけていて明日まで帰らない。
ついにこの日が来た。
* * *
クチュ……チュプ……チュゥ……
互いの舌を絡ませる淫靡な水音が部屋に響く。
本当に、飛鳥はキスが上手い。
年上な分、俺の方が経験豊富なはずなのに、持って行かれる感じがする。
「ぷは……はぁ……おめでとう、飛鳥……」
キスの余韻にひたりながらお祝いを言うと、軽く眼鏡の位置を直した飛鳥が、誇らしそうにフフッと鼻で笑った。
「ありがと、立花先生」
「ねぇ、アオ先生ぇ……僕もぉ……」
俺の服を引く美月が、甘えて唇を突き出す。
その天使のような可愛らしさに、俺は優しく笑って、美月の柔らかい茶髪を撫でた。
「そうだな。美月も頑張ったもんなぁ」
「エヘヘヘ〜」
くすぐったそうに笑う美月の隣で、疾風は黙って俺を見詰める。
「でも、次は疾風の番な。美月はもうちょい待ってろよ?」
「は〜い」
安心したように微笑む疾風が、飛鳥と交代して、俺の膝に座った。
俺は疾風の頭を撫で回し、にっこりと笑う。
「疾風も良く頑張ったな。おめでとう」
「うん……ありがとう、葵先生」
照れくさそうに微笑む疾風に、俺はしっとりと甘いキスをする。
疾風の次は美月に――
もちろん、キスだけで終わりではない。
「ンん……ふぅ……」
四つん這いになった俺は、飛鳥のモノを口で咥え、後ろを疾風の指で解されている。
それだけでも気持ち良いけど、さらに俺の自身は美月に舐め回され、痛いほどパンパンに腫れていた。
久しぶりなせいもあり、美月の舌技は凄まじい。
前立腺を的確に刺激してくる疾風と相まって、気を抜けば、今にも達っしてしまいそうだ。
俺は快感に堪えながら、飛鳥のモノを唇で扱き、裏筋やカリに舌を這わせる。
特訓の成果で、射精をコントロールできるようになった飛鳥は、赤く頬を上気させながらも、まだまだ余裕な顔をしていた。
それに引き換え、三人がかりで前も後ろも、上の口まで犯されている俺は、もう限界だ。
「ンん……ンふぅ……ンんんんんっ――!」
美月が俺の自身を強く吸うと同時に、俺は美月の口内に果てた。
反射的に飛鳥のモノをキツく吸うと、飛鳥も小さく声を漏らして、俺の喉奥に熱い白濁を放出する。
俺はその青臭い苦味に興奮しながら、喉奥へと嚥下(えんか)した。
俺の口から萎えたモノを抜き、飛鳥が気持ち良さそうに息を吐く。
「先生のフェラ、なかなか良かったよ。少しは上手くなったんじゃない?」
「それはどうも」
年下のクセに、上から目線で言う飛鳥がおかしくて、俺は苦笑した。
「ねぇ、飛鳥。後ろ、この位で良いかな?」
俺の尻穴を解していた疾風は、両手でクパァと入口を広げる。
空気に触れた肉壁がゾクリとして、俺の背筋から頭まで痺れが走った。
「それなりに解れてたら良いよ。先生は少し痛いのも好きだから。――そうでしょう? 立花先生」
中学生とは思えない甘い声の響き、俺の身体は興奮してゾクゾクと震える。
下で美月がフフフッと可愛らしく笑う。
「先生の、まだ元気だねぇ〜」
俺の自身を解放した美月が、先端にチュッとキスをする。
あぁ、早く、もっと深く、四人で身体を繋げたい。
待ちきれないのは、俺も三人も同じ。
すでに四人とも全裸だ。
「まずは飛鳥たな」
「は〜い」
俺は仰向けになった飛鳥に跨がり、すでに上向いたモノに手を添えて、ゆっくりと尻を下ろしていく。
「ン……ふア……」
疾風よりは細い肉棒が、狭い入口を押し開きながら、奥へ奥へと入ってくる。
気持ち良い……
飛鳥が嬉しそうな顔でフフッと笑う。
「凄いね、立花先生……もう全部入っちゃった」
俺は恍惚とした息を吐き出した。
自重がかかるせいもあり、飛鳥のモノが俺の深い所を抉っている。
「……動くぞ? 大丈夫か?」
「誰に言ってるの」
一応の気遣いで聞いたが、飛鳥には必要無かったらしい。
不敵な顔で微笑む飛鳥にニヤリと笑い、俺は飛鳥の顔の横に手をついて、自分で腰を振り始めた。
飛鳥がわずかに息を詰める。
「あぁ、ふ……ぅあ……あん……」
疾風に注いでもらったローションが、飛鳥のモノに掻き回されて、グポグポと卑猥な音を立てる。
あえて、一番良い所には触れないようにしているため、少し焦れったい。
けれど、今日は四人でする約束なのだ。
快感で引き摺られそうになる頭を必死に抑え、俺は飛鳥を抱き込むように身体を倒した。
「ン……良いぞ、疾風……早く……来い」
「うん……」
返事をした疾風は、俺の後ろに回って、一度深呼吸をする。
緊張しているらしい疾風が可愛くて、俺は思わず苦笑してしまった。
「――入れるよ、先生」
「おう。ゆっくりな」
「うん」
小さく頷いた疾風が俺の尻を掴み、先に飛鳥のモノが入った入口に、そっと先端を当てる。
俺の恥部が期待にヒクリと震えた。
「……葵先生、けっこうキツキツだけど、本当に大丈夫?」
疾風が心配そうに聞いてくる。
確かに、二本同時に入れるのは初めてで、俺も少し緊張するけど――
「大丈夫だから、来いよ、疾風」
「さっきも言ったでしょう? 先生は、少し痛い方が良いんだよ」
別に痛いのが好きな訳じゃないが……
今は、そう言う事にしておこう。
「……葵先生、痛かったらごめんね?」
改めて俺の尻を親指で抉じ開け、疾風の肉棒が、俺の中に捩じ込まれた。
「イッ……あぁっ……」
尻穴が裂けるような痛みが背筋を駆け上り、少し遅れて、ゾクゾクとした快感が全身を支配する。
「うっ……先生、キツイ……」
「ン……ワリ……」
とは言うものの……
いつも以上の質量に身体は悲鳴を上げていて、快感に伴う恐怖が、飛鳥と疾風の物をキュッと締め付けてしまう。
なんとか息を吐こうとしながら、さっきから何も言わない飛鳥を見れば、しかめっ面で頬を染めている。
その表情は痛みというより、必死で快感に堪えているようで、俺は苦笑した。
「イって……良いぜ、飛鳥……全部、受け止めてやるから」
「うわっ……!」
深いシワの寄った飛鳥の眉間にキスをすると、驚いて緊張が緩んだのか、すぐに飛鳥は達した。
俺はうっとりと甘い息を漏らす。
飛鳥の吐き出した熱が下腹に満ちて、そのぬくもりに身体の力が抜けていく。
「疾風……いけるか?」
「……やってみる……」
そう呟いた疾風が、またゆっくりと、奥へ侵入してくる。
飛鳥の出した物が潤滑剤になったのか、疾風の熱棒が俺の内に収まっていく。
「うはぁ……あァ……い、良い……」
苦痛で荒くなる呼吸とは裏腹に、絶え間無い興奮と喜びに俺の身体が震える。
もうマゾでも良い。
半端ない圧迫感で苦しいにも関わらず、俺の自身は硬く反り返り、ポタポタと快楽の蜜を溢していた。
飛鳥も快感を感じているらしく、俺の内の質量が少しずつ増していく。
やっと奥まで貫いた疾風が、小さな声で呻いた。
「凄く、キツ……」
「けど……とっても……気持ち、良い……」
「だな……」
荒い息とともに呟いた飛鳥に、俺も苦笑混じりで同意する。
――本当に、二本入っちまった。
二人分の脈動が、内側から俺を刺激する。
それがまた気持ち良い。
「もう、イきそ……んあぁっ!」
「ダメだよ、立花先生」
もう達する寸前まで張り詰めた俺のモノを、飛鳥がキュッと握って、イけないように締め付ける。
「次は美月の番なんだから、もう少しガマンしてね。葵先生」
堪えてコックリと頷いた俺は、ゆっくりと上体を起こした。
合わせて腰を下ろす疾風のモノが、俺の内で少しずつ抉る角度を変えていく。
イくにイけない熱が、腰でくすぶっている。
俺はゆっくりと呼吸して、飛鳥に掴まれた自身を、なんとか落ち着けた。
「待たせたな……来いよ、美月」
「は〜いっ♪」
一人で自分の入口を解していた美月が、嬉しそうに寄ってくる。
優しく美月の手を引いた俺は、膝に力を込めて自分の身体を支え、その小さな身体を抱き寄せた。
「ひゃん……っ!」
俺の自身が入口に触れて、美月が可愛らしい声を上げる。
その甘いさえずりが、俺の男心を刺激した。
もっと鳴かせたい。
俺はゴクリと唾を飲む。
「入れるぞ……?」
「うん♪ 早くアオ先生の入れて?」
可愛らしく首を傾げた美月の頬に、俺は軽くキスをする。
改めて美月と向かい合った俺は、飛鳥に握られた自身の上に、ゆっくりと美月の身体を下ろしていく。
「アン……あぁっ……」
「クゥ……」
美月の恥部が、俺の自身に吸い付くように蠢いて、早く早くと急き立てる。
飛鳥に根元を締められていなければ、すぐにでも達していたかも知れない。
今まで抱いたどの女より、気持ちが良い。
「あぁん……アオせんせ……気持ちぃ……!」
「俺も……ン……美月、動くぞ?」
恍惚とした顔でコクコクと頷く美月を抱き直し、俺はゆっくりと腰を振った。
「ン……クゥ……んふぅ……」
「ひゃあ……っ! あ、あぁン……!」
二人分の体重を支えて力む俺と違い、美月は甲高い嬌声を上げる。
俺が美月を突き上げると同時に、飛鳥と疾風のモノが俺の内から、ズルリと半分ほど出て行き――
そして腰を下ろせば、美月と二人分の重みで、いつもより深い所を抉られる。
「くはぁ……!」
自分で動くのは大変だけど、前も後ろも刺激されて、堪らなく気持ち良い。
飛鳥と疾風も気持ち良いらしく、俺の内でビクビク震えている。
俺は飛鳥が俺の自身を放してくれるまで、足腰が立たなくなるほど、自分で自分を犯した。
途中から飛鳥と疾風も小刻みに動き出し、二本の肉棒が別々に俺を刺激して、快感が倍増する。
「あぁっ……もう、ムリ……っ! イきたい……」
「仕方ないね……」
やっと飛鳥に放してもらえた俺は、声にならない声で絶叫し、美月の内に熱い白濁を放出した。
同時に、飛鳥と疾風のモノを、これでもかと締め付ける。
「あんっ……! せんせぇの……アツ……熱い……あぁ、あ、ああああぁぁぁぁぁっっ!!!」
「んン……!」
「クゥッ……!」
美月が歓喜の悲鳴を上げると、ほぼ同時に飛鳥と疾風も俺の内に達した。
くたくたになった俺は、荒い呼吸を繰り返し、もう今日は無理だと思っていたのだが……
「まだ終わりじゃないですよ、立花先生……」
「次は俺達が、葵先生を気持ち良くしてあげるね」
「もっとヤろうよ、アオ先生!」
「なっ!? あっ……」
俺が止める間もなく、飛鳥と疾風は俺を小刻みに突き上げ、美月は俺の自身を締め付ける。
「やぁッ……も……無理だって……あぁん……!」
美月に乳首まで弄られながら、俺は本当に足腰立たなくなるまで、三人に犯され続けた。
――もう少し、体力付けようかな?
…………End.
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