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12月 part2-11

「あ……っ、あっ、あ…」 七星の甘い啼き声が、部屋に響いていく。瞳が潤み、涙がつうっと流れていく。でも、痛そうじゃない、むしろ逆だ。 あごを仰け反り、感じている七星。穿ち続けると、啼き声にさらに甘さが増した。七星自身も、白い雫が溢れ落としながら、俺のお腹を撫でる。 視覚も聴覚もぼんやりしている世界で、ただ快感だけを追いかけている七星は、なんていうか、すごく… 「…可愛い」 聞こえないと分かってて呟く。 「たく、…と、さ……っ、も……、あ……」 単語にもなっていない、七星の声。 突き上げるように腰を動かし、俺の律動に合わせようとしている七星。時おり、七星の身体がビクッと跳ねる。もう限界が近いんだろう。 と、七星が俺の背中を、爪が食い込みそうなくらいにぎゅっと掴む。軽い痛みに眉根を寄せた瞬間、七星の声が耳に届いた。七星は、子どものような、高くて舌ったらずな声で叫ぶ。 「た、くと、さん…す、き…っ…!」 「ーーー!」 くっそ、反則だろ、それ。

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