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第9話-3
「ちょっと待っ、なんでそんな話…悠斗、誤解だって!一ノ瀬さんと付き合ってないし、そもそも誰とも付き合ってないよ!俺には悠斗がいるんだから、ほかの誰とも付き合うわけな…あ…!!」
大輝が首まで赤くなってるとこなんて、初めて見た。大輝はこれ以上言葉が出てこないようにするためなのか、握り込んだ右手で口元を隠した。
「ちょっと待てよ、じゃあ俺は何を祝ってたんだよ!」
「…俺はてっきり…バスケ部で1年生の指導係を任されたこと…を祝ってくれてると…思って…」
「はあああぁぁあ!?」
だめだ、情報量が多すぎて頭がついていかない。俺は、ずるずるとその場にへたり込んでしまった。
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