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第1話 幼馴染で自転車旅行
「日本一周自転車旅行しようよ!」
拓斗のいつもの冗談だと思っていたんだ。
だってそうだろ、冬休みが始まったばかりなんだ。
クリスマスも大晦日も元旦も控えてる。
第一、二週間ぽっちの日数で日本一周なんてできるわけない。
「大丈夫! 一周できるくらいの速度で突っ走ればいけるって!」
お前はツール・ド・フランスにでも出場するつもりか?
結局、拓斗の勢いに押しきられ、俺たちはツール・ド・ジャポンに出発することになった。
小雪舞う底冷えのする日に荷物を抱えて家を出る俺を、姉は腹を抱えて笑いやがった。くそ!
待ち合わせのバス停につくと拓斗はまだ来ていなかった。
このくそ寒いなか、20分待って爪先が痛くなったころ、拓斗は自転車を押してのろのろ歩いてきた。
「なんで自転車に乗らないんだよ!!」
「チェーンハズレちゃって」
てへ、と可愛らしく笑う。俺はぐっと言葉を噛む。
ダメなのだ、昔から。俺は拓斗のこの笑顔に弱い。
この笑顔のせいで日本一周することになったんだし、この笑顔のせいで俺は志望校を変えたし、この笑顔のせいで彼女と別れることになってしまったんだ。
今でも彼女の最後の言葉が耳に残ってる。
「拓斗くんのことばっかり面倒見て。私と拓斗くん、どっちが大事なの!?」
答えられなかったんだ。とっさに。
拓斗は産まれたときからの幼馴染みで、昔から俺が面倒見てきた弟みたいなヤツなんだ。大事じゃないとは言えなかった。
黙りこんだ俺に彼女は
「そう。わかった。さよなら」
そう言って背中を向けたんだ。
今思い出しても腹立たしい。
今もチェーンを巻きながら腹立たしい。
なんだって俺は拓斗の尻拭いばっかりしてるんだ?
「ほら、できた。行くぞ」
「うん!!」
これだ。
この笑顔だ。
ちょっと小首をかしげて目をほそめ、えくぼの浮いた頬はふっくらとふくらみ、ふわふわ天パの栗色の髪がふわりと揺れる。
この笑顔に俺はめっぽう弱いのだ。
拓斗の笑顔から視線を引き剥がすと、俺はペダルを踏み込んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「もう疲れたよ〜」
拓斗が音をあげたのは走り出してから3時間。
まさか拓斗にこれだけの時間を走り続ける体力があるとは思わず、俺は感心しながら自転車を止めた。
「よし、ちょうどいい時間だし、昼飯にしようか」
「さんせーい」
携帯マップで店を探すと、少し先にマクドがあるらしい。俺たちはそこまで自転車を転がした。
かなりキツイ運動をしたあとの体には、店内の暖房で暖められた空気は暑すぎた。うっすらと汗が出る。
ダウンジャケットを脱いでトレー片手に席を探す。昼飯時とあって、空いている席はなかなか見つからない。
キョロキョロしていると二人掛けの席がちょうど空いた。
移動してテーブルにトレーを置く。振り替えると拓斗がトレーを持ってうろうろしているのが見えた。
手をあげて軽く振る。しかし、全然気づかない。あのやろー。どこ見てんだよ、こっちだ!
しばらくぷらぷらと手を揺らしていると、やっと気づいて笑顔で寄ってきた。またこの笑顔。俺の腹にたまっていた怒りは溶けて消えた。
「お店のなか、あっついねー」
「そうだな、ダウン脱げば?」
「あ、そっか」
アホなやり取りをしながら、いつものようにハンバーガーにかぶりつく。
拓斗はバンズをかぱっと開いてピクルスを避けていく。
「まだピクルス食べられないわけ?」
「だって酸っぱいじゃん」
「そこがうまいんだろ」
喋りながら食べていると拓斗の口の脇にケチャップがついている。
「あーあ。食べるのヘタだな」
親指で口元をぬぐってやって、指をぺろりと舐める。
「えへへ。ありがと」
照れ笑いする拓斗を眺めていると、横合いから視線を感じた。
そちらに目をやると、女子高生二人が目を丸くして俺たちを見ていた。俺と目が合うと、ぱっと目をそらし、うつむいてしまった。
「?」
その不可思議な空気は、俺たちが食べ終わって店を出るまで続いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから休憩をはさみながら自転車を漕ぎ続けた。山道をかれこれ3時間。そろそろ日がくれる、というところで自転車を止めた。
「拓斗、今日はどこまで走るんだ?」
「そうだねえ。どこまで行こうか?」
「は? どこまでって今日の宿までだろうよ?」
「宿? えー? 自転車旅行は野宿でしょ?」
拓斗の頭をひっぱたいた。
「あいたぁ。なにするんだよぅ」
「なにするんだじゃねえ! こんな雪のなか野宿できるわけないだろ!」
「えー? でも冬キャンプってあるらしいよ」
「それはテントと携帯用ストーブで暖をとるんだよ!」
「あ、僕、寝袋持ってきたよ!」
笑顔で言う拓斗の言葉に、ため息しか出ない。俺は携帯を取り出すと、マップを調べようとした
「……ない。」
「なにが?」
「電波が届いてない」
「あー。山奥だからね〜」
「仕方ない、戻るか」
「んーでも戻っても、昼ごはんを食べたマクドのあとは薬屋さんと石材やさんしかなかったよね〜」
「……仕方ない、マクドで夜明かしするか」
「あのマクド、午後7時までって書いてあったよ〜」
なにもかも田舎仕様かよ!
「仕方ない! 先に進むぞ!」
「はーい」
雪が強くなってきた。
手がかじかむ。
俺たちは雪を潜るように体を低くして進んでいった。
しかし、二時間進んでも、山は深くなるばかりで人家さえ見えない。
やっと屋根があると思ったら、神社らしき建物だった。さい銭箱も鳥居もないけど。あたりは真っ暗で中まではよく見えない。
「ねえ、ここに泊まろうよ」
「お前……。バチが当たるぞ」
「平気だよぉ。ちゃんとお参りすれば」
そういうと拓斗はパンパン! と二度手を打って「なむなむ」と呟いた。
中に入ってガラス戸を閉めると、すごく暖かく感じた。雪と風にさらされないというだけでこんなにもちがうのか。
暗さに目が慣れると雪明かりのせいか、中の様子がよく見えた。
拓斗がなむなむと言っていたのは間違いじゃなかったらしい。お地蔵様がニョッキリと立っている。
拓斗はさっさとバッグを床に下ろして荷物を引っ張り出している。
「ねえ、ご飯にしようよ」
「ご飯ったって、カロリーメートかチョコくらいしかねーよ」
「えへへ。ほら、これ」
拓斗が差し出したのは、昼に食べたのと同じハンバーガーだった。
「……お前、用意いいな」
えへへと笑う拓斗からハンバーガーを受けとる。
床に座り込んでハンバーガーにかぶりつく。冷えきったハンバーガーは固くてパサパサしていたが、噛み締めていると疲れが取れていくような気がした。
しかし、ハンバーガー一個では腹の足しにならない。包装紙についているケチャップをきれいに舐めとる。
「あははは! ケチャップついてるよ!」
拓斗に笑われて頬を手の甲で拭う。
「ちがう、ちがう、ここだよ」
拓斗の顔が近づく。
俺の視界いっぱいに拓斗の
ぺろり
鼻の頭を舐められた。
「ん。おいしい」
「いや、お前、人の鼻舐めておいしいはないだろ」
「ケチャップ味だったよ?」
「いやいやいやいや」
「ねー。寒くない? 寝袋に入ったら暖かいよね」
「聞けよ、人の話を」
拓斗は俺を無視すると自転車に積んできた寝袋を開いた。
「拓斗、その寝袋でかくないか?」
「うん。二人用」
「え! そんなのあるの!」
「父さんが山登りするときに使ってる。冬山では二人で入る方が暖かいんだって」
そう言って、もそもそと寝袋に潜り込む。
「うわ、冷たいよぉ。ほら、入ってよ」
「入ってよ……、って」
先程の拓斗の顔が浮かぶ。
俺の視界いっぱいに迫った拓斗の顔。
ぺろりとやられた舌の感触。
「ほらほら」
拓斗が芋虫のようにずりずりと這い寄ってくる。
「ぶは!」
吹き出した。
なんか、へんな妄想もどこかに吹き飛んだ。
俺は屈みこんで寝袋の中に手を突っ込んだ。
「お、暖まってるじゃん。ご苦労、猿」
「せめて秀吉って言ってよ!」
ぷーっとふくれた頬を人差し指でぷに、と押してから寝袋に入る。
なるほど、これならダウンジャケットは脱げるな。
一旦、寝袋から出てジャケットを脱ぐ。
「拓斗も脱げば?」
「出るのめんどう。袖引っ張って脱がせて」
「たく、もう……」
ぶつぶつ言いながら両方の袖を握りぐいっと引く。ジャケットと一緒に拓斗も滑り出してきた。
「あーあー。寝袋だから滑るんだよ」
拓斗は唇を突き出して、しかたなし起き上がり、ダウンと下に着ていたセーターも脱いだ。
「え、なんで? 寒くない?」
「服がない方が暖かいんだって」
「下着まで脱ぐなよ」
「わかってるよぉ」
俺もセーターを脱いで寝袋に滑り込む。
「あ、たしかに。さっきより暖かいかも」
「ほんとだね。体温って偉大だね」
拓斗の左腕と俺の右腕が密着してるところが、風呂に入っているほどに暖かい。そこから寝袋中に暖かい空気が広がっていく。
「なんか、足が寒いね。靴下はいてるからかな」
「いや普通に、足は距離が離れてるからだろ」
「そっか」
拓斗の足が、俺の足の間に割り込む。
「な……! なにすんだお前」
「えへへ。暖かいよ」
「お前だけ暖かいんはずるいだろ! 俺の足も暖めろ秀吉」
拓斗の足を蹴りだし、俺の足を膝辺りにくっつけてやる。
「やだ、僕が冷たいじゃない」
しばらく足を蹴りあう攻防戦が続いたが、結局、向かい合って足先を重ねることで決着がついた。
足は暖まったが、拓斗の顔がどまん前にある。
さっきのことがまた思い出された。
体の下敷きにしている右手がしびれてきた。体の下から出してやりたいが、さてこの腕をどこに持っていこう?
まん前には拓斗の体。頭の上に伸ばすと凍傷の危険がある。 さて。はてさて……
考えていると、拓斗の左手がぴとり、と俺の胸につけられた。
「え?」
俺の声には頓着せず、今度は拓斗の右手が俺の脇腹を通り、背中に回された。
「て」
「え?」
「手、痺れない? 僕の上に置いていいよ」
「あ、ああ……」
お言葉に甘えて左手を拓斗の背に、右手を、少し考えて拓斗の頭の下に、腕枕のように挿し入れた。
「暖かいねぇ」
拓斗の左手が俺の胸を撫でる。
「あ、ああ、そうだな」
拓斗はさわさわと胸を撫で続ける。
「な、なあ、それ、何してんの?」
「それ、って?」
「……なんで、撫でるの?」
「撫でやすいから」
「く、くすぐったいんですけど」
「そう。じゃやめる」
そう言うと拓斗の左手は俺の首に回され、その胸が俺の胸にピタリとくっつく。
拓斗は俺の首筋に顔をうずめる。
ぺろり
「っ……!」
拓斗の舌がぺろりぺろりと俺の首を舐める。俺は下半身に血が集まるのを感じる。
「な、に、してんだよ。くすぐったいだろ」
「くすぐったがりだねえ。ここは?」
右手が背中を撫でる。
「ここは?」
左手が耳をくすぐる。
「ここは?」
拓斗の膝が、俺の股間にあてがわれる。
「っ……!!」
「くすぐったい?」
「……ああ」
「やめてほしい?」
「……」
なぜだろう。
俺はこのままでいたいと思ってしまった。拓斗の手に胸にいつまでも触れていたいと……。
拓斗の頭の下に這わせている右手で拓斗の髪を撫でる。
拓斗はにっこりと笑う。
ああ。
俺はこの笑顔に逆らえない。
拓斗は俺の首を舐めながら、脇腹をくすぐる。
シャツの裾から手を挿し入れて素肌に触れる。ひやりとした指先。俺の腹を撫でながら胸へ上ってくる。
唇はいつしか顎に頬に移り、とうとう俺の唇にたどりついた。
唇が触れあう。
やわらかなさらさらとした感触、と思うとぬるりとした水分をたっぷり含んだものが唇を舐め、唇を割り、口のなかに侵入してきた。
それは歯をなぞり、舌を舐め唾液をすすり飲んだ。
唇が離れ拓斗の顔が見えた。
赤く上気して可愛らしい顔が、なぜか悪魔のように力を持って見えた。
俺のシャツは拓斗の手で首元まで捲りあげられ、柔らかく手で撫でられ、拓斗の唇が胸に落ちた。
ぺろり。
舐められる。
「っ……」
短く息を吸う。
「くすぐったい?」
俺は首をたてに振る。
「うそ。気持ちいいでしょ?」
そう言って胸の薔薇色のものを唇にはさみ、舌で転がす。
吐息が漏れる。
血が逆流する。
拓斗の手は俺の脇腹を通り、尻に手を掛け強く揉んだ。
それを追うように唇が下へ下へと下りていく。
寝袋がいびつな形に丸まる。カタツムリのような。殻は拓斗だ。俺は拓斗の殻に閉じ込められたカタツムリだ。
「熱いね」
「……え?」
拓斗に溺れさせられて熱に浮かされた頭に言葉がうまく入らない。
「熱いから、寝袋はもういらないね」
シャリシャリという音と共に、肌が冷気にさらされる。うっすらと拓斗の輪郭が見える。
その拓斗の頭に手を掛け引き剥がそうとするが、そのたび拓斗は急所を舐めあげ、ねぶり、歯で刺激した。
俺はそのたび、びくびくと体を震わせ、徐々に力が抜けていった。
拓斗は俺の足を開かせるとより下へ舌を這わす。
「や、やめ……て」
もう何をいっているのかもわからない。息はあがりハァハァと荒くなる。その間も指で挟まれ、手で揉まれ、窪みをくすぐられていた。
とうとう拓斗の舌は俺の後ろまで到達した。
そのまわりをぬるりと舐められる。
生まれて初めての感触。肌が粟立つ。
舌が、侵入した。
「―ーっ!!」
ゆるゆると出入りする。
入るときには体が熱くなり、出ていくときには血が引くように寒気がする。
声にならない声が口から出ていく。
舌が引き抜かれ、解放されるのかと見ると、拓斗はにっこりと笑った。
そうして俺の足を持ち上げ、右毛の中指を俺の中に突き刺した。
「っひあ!!」
「ここ、いいでしょう? ほら、こうすると」
「っあ! ああぁ」
「あ、忘れてた。こっちも一緒に握ってあげるね」
「っぅあ! あっ、ん、もぅやめ……」
拓斗は俺の顔を覗き込む。にっこりと笑う。
ああ、俺はこの笑顔に逆らえない。
「……好きだよ」
そう言うと拓斗はそっと口づけた。
唇をはさみそっと引っ張り、やわらかくマッサージするように揉む。
足元の方でカチャカチャという音がした気がする。
拓斗の手が俺の頭を顔を肩を撫でる。
唇は胸に落ち、腹に落ち、またその場所に落ちた。
「ぅんぁぁ…」
口に含まれ、指を突き入れられ、揉みほぐされる。
「あっあっあん…」
俺の口から俺の知らない声が漏れる。
「……もう、いいよね」
そう言うと拓斗の手も舌も俺の体から離れた。
「ぁ……」
喪失感。
俺の体の一部が離れていくような。
目を開けて手を伸ばすと、その手を拓斗の手が捕まえた。
顔が、ぐっと近づく。
「好きだ」
唇が触れる。
その時、急にぐいっと足を持ち上げられた。
「!?」
口を塞がれていて声がでない。
やっと唇を離した拓斗は身を起こすと俺の下半身を抱き込んだ。
「……ごめん」
「っっあああ!!」
鉄の棒で貫かれたような痛み。
全身にびりびりと痺れが走る。
「っくあ!!」
痛みをゆさゆさと揺さぶられる。
「っや…め……! たく……」
目を見開き拓斗を見上げる。彼はいつもの笑みを見せてくれない。思い詰めたような何かに追いたてられているような表情だった。
「……」
俺は痛みも忘れ、拓斗の顔を見つめた。
そんな顔、一度も見たことない。
俺の知らない、そんな顔するなよ。笑ってくれよ、そうしたら俺は……
「っうあ!!」
突然、それはやって来た。背骨を駆け上がり、俺の精は弾けとんだ。
俺の腹に落ちた精を拓斗の指が掬いとり、ぺろりとそれを舐めた。
それが合図になったように、俺の体から痛みが消えた。
それにかわるように腰の辺りから突き抜けるような快感がやってきた。
「はっあん、あん!」
「きもちいい?」
「っああ、あぅん!!」
ぎゅっと拓斗に抱き締められる。胸と胸が合わさり、汗が混じる。
「好きだ、好きだよ」
もう、なにがなんだかわからなかった。自分がどこにいるのかもわからなかった。
ただ、拓斗だけを感じていた。
体の中で外で耳も目も口も拓斗だけを感じていた。
「あぁ、出るよ、君の中で」
ひときわ熱い衝撃がきて、俺達は爆発した。
汗まみれの体が急速に冷えていく。
拓斗が無言で俺に服を着せかけてくれた。
「……なぁ」
びくり、と拓斗の肩が震える。拓斗の視線が逃げていく。
「なんであの時、謝ったんだ?」
「……え?」
「ごめんって言っただろ」
うつ向いてその肩は小さく縮まったように見えた。
「だって……迷惑でしょ、僕なんかに好かれたら……」
寒いだろうに項垂れたまま動こうとしない。まるで自分で自分に罰を与えているように。
俺は起き上がると寝袋を手に取った。
「ほら、風邪ひくぞ。入ろうぜ」
拓斗はぽかんとした顔で俺を見上げる。
俺はぽりぽりと鼻の頭をかく。
「……俺がお前のこと迷惑なんて思うわけないだろ」
拓斗の顔がぱあっと輝く。
そう、その顔だ。
その笑顔を俺は見ていたいんだ。
拓斗はいい笑顔のまま、ころころと寝袋に潜り込むと、自分の隣をポンポンと叩く。促されるままそこへ寝そべり、寝袋のジッパーを閉める。
「ねえ、もう一回、いい?」
俺は拓斗の頭をひっぱたいた。
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