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堕ちてゆく世界(R)
そして柴崎の手が太ももの中に入ってきた。
ぞくぞくぞくっ!
「あっあっ・・やあっ・・そんなトコ・・・ふうぅ・・んああ」
「んー。マッサージみたいなものでしょう?ゆっくり撫でてあげる」
柴崎の手はゆっくり撫で、たまに指を動かし、そして右手は動かしたまま。
根屋は鳥肌が立ちそうだった。
「あっああっ・・いやあっ・・しば・・ざ・・まえも・・うしろも・・なんて・・」
「気持ちいい?おかしくなりそう?教えてくれる?」
『コイツ。いつも、いつも・・』
頭が少し冷静になってもすぐに流され言葉が出なくなっていく。
「し・しばざき・・こんなの・・おかしくな・・あっああっ・・さ・さわっ・・て・・」
「あー五月さんやっぱムリ。少しだけ触らせて」
「??」
つぷ・・
「あっああ!!」
柴崎の中指が根屋の体に入り、根屋がビクッと体を反らせた。
「一本だから痛くないとおもうよ?」
そういって柴崎は指を動かす。
「どう?」
「い、痛くないけど・・ちょっと違和感が・・・」
「ふうん。じゃあ、これは平気?」
柴崎が二本目を入れる。
「あっああっ・・」
「痛い?」
「わからない。あまり・・痛くは・・」
すると柴崎は指を動かし始めた。右手は上下に動かしたままで。
「はあっ!や・・うごかす・・な・・ああっ!ふっ・んっんっ・・んああっ」
コリ
「あ!あっ・・いやあっっ・・!!」
いきなり根屋が柴崎にしがみつく。
「あれ?当たった?」
柴崎は少し驚きながらも指で再び探る。
「この辺だったかなあ?」
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