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第15話
凛side
二人でシチューとドリア、グラタンを食べて交代で入るのも面倒だから、一緒お風呂に入って眠ったのだった…。
昔からこんな感じだから慣れているけど、この関係っておかしいんだよな…。って感じさせられる出来事が次の日、学校で起きた……。
「凛、お弁当…。俺のやつは?」
「あ、忘れてた…。はい、これね。それと、これ。縢のやつじゃない?僕のじゃないから…違った?」
「ん。俺の。悪いな…。って学校に持ってくんなよ。家においとけばいいだろ」
「縢のやつ置いとかなくてもいいよ。僕の使えばいいじゃん」
「お前ら、距離感おかしいだろ……」
お弁当を渡した後で縢と話していたのは、ゴムのことだ。大きさはそんなに変わらないから、同じサイズ同じ種類のを使っている。それをたまたま置いて帰ったから、縢に返したのだ。
「距離感もなにも恋人だよ」
「それに兄弟みたいに育ってたからな…。あんまり抵抗が無い」
「それはあるね。昨日もお風呂一緒だったし」
「ベットも1つだしな。そう言えば最近快眠続きなんだよな…。お前寝る前とか体温高くて気持ちいい」
「それ、僕もなんだけど…。ちょうど君が冷たいから気持ちいいんだよね」
たんだと周りが引き始めたからこの話は終わりとなった…。
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