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第18話
縢side
ベットに運ばれてゆっくりの寝かされた…。優しい手つきに安心感を抱く…。
これから凛に抱かれるのかと思うとすごく恥ずかしくて、ドキドキした…。キスをしながら耳を塞がれて…。クチュクチュとエッチな音が頭の中で反響する…。それだけで死ぬほど気持ちよくておかしくなりそうだった……。
「ふぁっ……みみっ、だめぇ……、あっ…、んんっ……きもちぃ…」
「可愛い……。もっかいしよ…?」
「うん…」
もう思考回路はトロトロになっていて、ぼ〜っとする…。キスをしながらだと上手く息継ぎができなかったから少し酸欠なのだろう……。
凛に撫でられて気持ちよくなって、思わず凛の手にすり寄ってしまう…。すると可愛いと言いながら軽くキスをされた…。
「もっろ……、ちょ〜らいっ……。きもちぃの……、ちょ〜らいっ…」
あまりの気持ち良さにもっと欲しくなって、もっと求めて欲しくなった…。とろとろに溶けた思考回路ではまともに考えることすら出来ず、呂律も上手く回らない……。
「ふふっ、可愛いね…。もうトロトロだ。それに呂律も回ってないよ……?」
「らって、きもひぃ……。もっろ、ほしぃ……。きもちぃの、もっと……ちょ〜らいっ!」
凛も嬉しそうにしてる…。俺たちは本当に似たもの同士だな。誰かに求められたことなんてないから、求められることが嬉しくて仕方ないんだ…。
「心配しなくてもいっぱい気持ちよくしてあげるよ。だからそんなに煽らないで…。優しくできなくなる…」
「あぅ……。わかったの…。あっ…あっ…あっ……。ンンッ!!…ふぁっ……あぁ……。んっ…っ!!……はぁっ、はぁ……」
「気持ち…?」
「んっ!んっ!!……きもひぃっ!!!……ひぁっ!!あっ、あっ……あぁぁっ!!イ、くっ……イくっ!!……んぁ…ッーーーー!!あっ……ぁ…ぁ……」
「クッ……はぁ…、はぁ…」
「……ねむ…」
「寝ていいよ……。後は、僕がやるから…」
翌朝、起きると体は綺麗になっていて、どこもベタベタしなかった…。同じくらいの時間で凛も起きる。
「はよー……喉、ガラガラだ……」
「はよ。本当だね……。昨日いっぱいあえいだからね…」
「やめろ、恥ずかしいだろ。バカ」
「ふふっ……。これからもずっと一緒にいようね。縢」
「もちろんだよ。凛…、愛してる」
「僕も、愛してるよ。縢…」
ああ、幸せだな……。これからもずっと凛と一緒に居られるのが、本当に幸せだ…。
辛い過去を一緒に背負って、幸せをいっぱい共有して、高い壁を一緒に乗り越えて…。二人でずっと一緒に過ごしていきたいな…。
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