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君は可憐で愛らしい

目が覚めたら今までの事は全部うそで、お兄ちゃんもお兄ちゃんのままで、代わり映えのないいつもと同じ朝を迎えていたのに。 「いつまでもめそめそ泣くな。いい加減慣れろ」 「そんな・・・ぁあっ、動かさ、ないでぇっ」 昨夜からずっと蜜口に埋め込まれたままになっているお兄ちゃんの雄。何度達しても硬度を保ったままで。 お兄ちゃんが腰を動かすたび繋がっている窄まりからくちゅくちゅと湿った淫音が泡を吹き出しながら聞こえてきて、思わず目をそむけた。 「もう、許して・・・お願い・・・だっ・・・か・・・ああああっ、らめぇ」 最奥の器官まで深々と突き入れられ、ずんずんっ、ずんずんっと激しく腰を打ち付けられ、シーツを握り締めあられもない嬌声を上げ続けた。 「未知・・・愛している・・・」 情欲にまみれたお兄ちゃんの声に耳まで犯されそうになる。 こんなこと決して許される事じゃないのに。 「未知の中がひくひくしている。パパも、もう・・・!」 顔を歪め呻きながらお兄ちゃんの雄が最奥を穿つと、ドクンドクンと脈打つ熱い飛沫を吐き出していた。 「やぁ・・・もう・・・」 同時に僕の陰茎の先から、僅かばかりの精液がすーと零れ落ちた。 精も根も搾り取られもう出るものはないはずなのに。 抵抗も出来ず、お兄ちゃんのされがまま。 こんなの嫌なのに。 泣く事しか出来ないなんて。己の弱さを呪った。 そんな時だった。 ドタンバタンと物凄い音が階下から聞こえてきたのは。

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