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君は可憐で愛らしい

「お兄ちゃんヤダ‼止めて‼」 両方の性があることは、誰にも言ってはいけない。何があっても隠し通すのよ。 母さんに小さい頃から何度も言われ続け、ずっと内緒にしていた。その秘密をなぜお兄ちゃんが知っているのか。どうしてバレたのか。 思い当たるふしはない。混乱する僕をお兄ちゃんは冷たい目で見下ろしてきた。 「ヤダという割には、未知のここ、ぬめぬめしてて、触れるとほら、蜜が指先にまとわりついてくる」 入口の縁をそろりと撫でられ、全身が凍り付いた。 「お願いだから触らないで‼」 ぶんぶん首を振り、懸命にお兄ちゃんの胸を押したけど、石の柱のようにびくともしなかった。 「やあ、だ、め・・・っ‼」 必死の抵抗も虚しく、お兄ちゃんの指が割れ目を掻き分けて入り込んできた。 今まで見たことがないくらいお兄ちゃんの顔はぞくっとした色気を漂わせていた。「力を抜け」そう冷たく言い放つと、ゆっくりと抜き差しをはじめた。 「だめ・・・お兄ちゃん・・・は、ぁ・・・んーー」 秘密を暴かれ、秘所を晒される。屈辱と羞恥心に体がわなわなと震え啜り泣く。 奥の花芽をグリグリと爪先で引っ掻くように擦られ、恥ずかしい声が唇から思わず零れて、慌てて口を手で覆った。そんな僕にお兄ちゃんは、嬉しそうに口角を上げた。 「無垢で可憐な未知。淫らでエッチな女の子にお兄ちゃんがしてあげるよ」 こうして悪夢のような一夜がはじまった。

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