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番外編 守り守られ生きていく
「家に帰ったんじゃなかったのか?」
「私一人だけを除け者にするつもりですか?昔から酷い人とは思っていましたが、やはりそうでしたか」
「今の今まで一度も除け者になんかしてないだろう」
彼が乱れた浴衣をそっと直してくれた。
「いちゃつくなら隣の部屋でしてください。布団を一組準備させておきました。一太くんやハルちゃんは私が添い寝してしっかりみてますから。さっさと移動してください」
橘さんにはどう頑張っても頭が上がらない彼。
「未知、隣の部屋に行こうか」
上体を起こすと、お尻の下に彼の手が差し入れられ、そのままふわりと体が宙に浮いた。
「橘、二人を頼む
「言われなくても分かってますよ」
隣の部屋に入ると、パタンと襖戸が閉められた。
「せいぜい大人の時間を満喫してください」
「だからお前は一言が余計なんだ」
彼、溜め息を吐いていた。
「未知、悪いな」
【ううん、平気。気にしていない】
真新しいふかふかの布団の上にそっと下ろされると、シュルシュルとあっという間に帯を解かれ、浴衣を脱がされた。ショーツも有無言わさず脱がされた。
「久しぶりの夫婦水入らずだ。楽しもう」
服を全て脱ぎ捨てた彼が、ゆっくりと覆い被さってきた。
直接、肌と肌を重ねる心地よさ、ずっしりとした彼の重みに、揺らぎない情の深さを感じ、彼の肩に腕を絡ませると、何度も口付けを降らしてくれた。
「未知、愛してるよ」
【うん、僕も・・・】
熱っぽい眼差しを向けられ、体の奥が、じんじんと甘く疼く。
【うっ・・・んっ】
今は子供たちよりこっちだとばかりに、ねろりと胸の小さな突起を舐められて。思わずくぐもった声を上げた。
小波のような震えに体をしならせると、ピンク色の突起がぴくんと跳ねた。
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