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番外編 かけがえのない大切な家族とともに生きる
【は、遥琉さん……】
「ん!?どうした?」
視界に映る彼は楽しそうに微笑んでいた。
さっきから駄目って何回も言ってるのに。何でそう意地悪なの!!
遡ること二十分前。
お腹が冷えてしまいますよ。そう橘さんに言われお風呂に向かったら、彼もついてきて。
たまには洗ってあげると言われ、全身泡だらけにされ、あちこち触り始めた。
「前言撤回。逆上せる前に上がればいいだろ」って、これまた嬉しそうに目を細めて……
大きなてのひらで探るように胸を撫でられて、ぴくんと身体を揺らした。
「何もしていないのにもう固くなってる」
【言わないであん、……やぁ……】
ツンと尖った乳首をぎゅっと指で摘ままれて、一気に体温が上がった。
「ゆでたこみたく顔が真っ赤で可愛い」
くすりと笑われて、ますます顔が熱くなった。
【遥琉さんの、イジワル‼】
ぷうっと睨み付けると、頤をスイと長い指に掬われて彼の口唇が追い掛けるように重なってきた。
【んんっ……】
挿し入ってきた舌の先で上顎の窪みをくるくると円を描くように辿られると、くすぐったさの中に入り交じる快感に思わずぐぐもった声が漏れた。
「随分と気持ち良さそうだな」
くくっと笑いながら膝を割り、泡でぬるぬるに滑った脚の間のその奥に指をそぉーと忍ばせてきた。
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