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番外編 焼きもちを妬いてばかりの彼

身体の重みが心地好くて、うっとりとした息を溢すと、その唇に彼の唇が触れてきて、静かに重ねられた。 唇から首筋に、そして肩に、鎖骨へと移り、服を捲り上げると、胸元に触れてきた。 相変わらず色気のないまっ平らな胸だけど、ぷくっと少しだけ膨らんでいる。大きな手で優しく撫で回すと、舌を出しぺろっと乳首を舐められた。 「甘くて凄く美味しい。もともとこれは俺のなのに」って彼。 太惺と心望に妬いてるのかな?ちょっとだけ不貞腐れてる。 遥香の時も同じようにぶつぶつ言ってたことを思い出し思わず吹き出してしまった。 「笑うことないだろ?」 憮然としますますムキになる彼。 「あっ、だめ………」 乳首を指先で愛撫され、押し潰すように弄られ高い声が零れ落ちた。 左右の胸をひとしきり弄られ、乳首を摘まみ上げられ、一方の乳首を口に含むと、強く吸い上げられた。 「はる、さん………おっぱいが出ちゃう」 ぶんぶんと首を横に振るも、続けざまに何度も吸われ、あまりの気持ちよさに頭が一瞬真っ白になった。 「乳首だけでイクとはな・・・・」 満足そうに微笑みながら、もう何度目になるか分からない口付けが鼻の先に、頬に、そして最後に唇に触れてきた。 夢中でそれに応えていると、下肢に伸びてきた大きな手に柔らかく性器を握り締められた。 「っん・・・・っ 甘美な刺激に背を震わせると、そのままゆっくりと上下に動かし始めた。 「あっ、ダメ・・・・」 イッたばかりで、ただでさえ敏感になっているのに。 愉しげに指先で丸みを帯びた先端の窪みをくにゅくにゅと弄ぶ彼。爪で引っ掻かれ、甘い声を上げ、敷布を乱して身悶えながら大きく背をしならせた。

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