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番外編 焼きもちを妬いてばかりの彼

ハハハと豪快に笑う声が聞こえてきた。 『未知の耳にどうしても入れときたいことがあったんだが、お邪魔のようだからあとにする。遥琉、未知をあんまり泣かせるなよ』 「五月蝿いな」 『五月蝿いとはなんだ。まぁ、せいぜい気合い入れてもう一人くらい頑張って作れ』 お義父さんの言葉に顔から火が出るくらい恥ずかしくなった。 「言われなくたってそのつもりだ。じゃあ切るぞ」 たく余計なお世話だ、ボヤキながら一方的に電話を切った。 「ん、どうした?熱でもあるのか?顔が真っ赤だぞ」 心配そうに顔を覗き込まれた。 「変なこというから」 恥ずかしくてまともに顔を見れなくて俯きながら言葉を返した。 「変なこと?」 分かってる癖に何で惚けるのかな。遥琉さんのイジワル。頬っぺたをこれでもかと膨らませ上目遣いに睨み付けた。 「そう睨むなって。可愛い顔が台無しだ。南先生に許可を貰ったんだろ?」 確かに南先生からは夫婦生活はご主人と相談して、体調みながらゆっくりと再開させるようにっては言われたけど……… 「一太の夢を叶えてやるためだ。未知も欲しいんだろもう一人」 「そんなこと一言も言ってないよ。やぁ………っ」 下肢に彼の指先が触れてきたと思ったら、割れ目の縁を撫でられて、ビクンと身体が大きく反応した。

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