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番外編 桜舞う日、俺は天使に出会ったんだ

さっきチカちゃんたちがナオさんの家に遊びに行ったら、幼稚園から帰ってきたばかりの晴くんと未来くんが、おうちに入らずなぜかドアの前で若い衆たちに遊んでもらっていた。 「パパとナオパパいるんだけどおへんじがないの」 「変ね。チカお姉ちゃん、さっきパパともしもししたんだよ」 チカちゃんが呼び鈴を二回鳴らしたけど応答がなかった。 「パパとナオパパ、あさみたく、またチュチュしてるのかな?」 「あのねチカおねえちゃん。きのうのよるもね、おしっこにいこうとしたら、パパとナオパパね、チュチュしてて、おしっこもれそうになっちゃったんだ」 未来くんと晴くんがニコニコ笑いながらそんなことをふと漏らした。チカちゃんは、へぇ~~そうなんだ。笑って聞き流そうとしたけど、 「パパもナオパパも、あさはいっつもはだかんぼうさんなんだよ」 「はれくんたちにはふくをきなさいっていうのにへんだよね」 「そうだよね、変だよね」 子どもは素直だから。思ったことをぺらぺらとなんでも話してしまう。おしゃべり大好きなふたりに、さすがのチカちゃんもどう対応していいか分からず苦笑いを浮かべるしかなったみたい。

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