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番外編 じっち会

既に形を変えはじめた性器をそっと口内に含まれ、大きく背をしならせた。 「だめだってばぁ」 羞恥で首まで真っ赤になりながら、声を上げ身を捩ったけど、彼の唇は離れなかった。それどころかより深く咥えられ、温かく濡れた感覚にあられもなく腰がわなないてしまう。僕の体の隅から隅まで。すべてを知る彼の巧みな口淫に体が蕩けて崩れそうになった。 「遥琉さ……もぅ……だめ……っ」 体の奥から快感が次から次にこみ上げてきて。達する兆しに嫌々を繰り返したけど、彼は止めないどころか、愛撫を一層濃厚なものに変えていった。 「あっ……だめ……」 バンザイの格好で寝ている心望が動いたような気がして。この状況でもし目を覚まされたら娘にあられもない姿を見られることになる。それだけは何としてでも避けなきゃ。咄嗟に手で口を押さえた。 「ん、ん……っーー」 敏感な先端の窪みを擽るように舌を使われた瞬間ーー。 耐えきれず彼の口内に蜜を溢していた。 快楽に震えながら大きく息を継ごうとした直後。オギャーオギャーと陽葵が急に泣き出した。つられて心望も。 「二人ともママを独り占めしないでって泣いて訴えているようだな。焼きもち妬きは誰に似たんだ?」 口元を拭いながら彼が顔を上げた。 「てか、俺しかいないか。似て欲しくないところばかり似てくるな。参ったな」 小さく笑うと、 「未知は寝てていいよ。二人を寝かし付けてくるから」 布団から出ると急いで服を身に付けた。

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