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番外編おっぱい星人

「どうした未知?」 「な、なんでもない」 恥ずかしさで真っ赤になりながら布団を頭から被った。 「パパがおっぱい星人なのは、ママが一番よく分かっているのにな。照れて真っ赤になっているママ、可愛いよな。ここちゃんもそう思うだろう?ママは怒った顔もすごく可愛いんだぞ。見たいよな?パパも見たい」 「遥琉さんお願いだから心望に変なことを教えないで」 「変なことを教えているつもりはないぞ」 彼が布団の中に入ってきたような気がしてそっと顔を出した。 彼の顔が鼻と目の距離にあったから驚いた。目が合うなり優しい顔で微笑むと、きつく抱き締められた。 「ママ、めっけ」 前髪を指で撫でながらちゅっと軽くおでこにキスをされた。 「遥琉さん、心望は?」 「しー」 彼が人差し指を唇の前に立てた。 「もう少しで寝そうだから声を出すな。寝たフリだ」 小声でそう言うと、彼の唇が僕の唇にそっと触れてきて一層強く抱き締められた。彼の隣には心望と太惺。僕の隣には陽葵が寝ているから身動きが思うように出来なかった。それ幸いと、彼はすぐに濃厚なキスを仕掛けてきて、思う存分僕の唇の感触を堪能していた。 結局それだけじゃ済まなくて。心望が寝たのを確認すると陽葵と場所を交換し、普段の優しいパパの顔から一変。大人の男性の色香を漂わせながら覆い被さってきた。

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