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番外編自分の気持ちに向き合う勇気
「前も解さないとな」
むくっと上体を起こすと今度は仰向けに寝かせられ、太ももに手を掛けると左右に開き、中心に顔を埋めてきた。
「は、遥琉さん、や、そこ、あっあっあっ……」
陰茎を手で扱きながら、同時に蜜口もぴちゃぴちゃと音がするほど舐め回され、上半身がぴくんぴくんと跳ね、あまりの気持ちよさにびくびくと痙攣が太ももに走った。
背が焼けるように熱い。うわ言のように嬌声をあげながら、嫌々と首を横に振った。
「そろそろ限界だ」
「最後までしないって、さっき」
「そんなこと言ったかな?」
ニヤリと笑うと上半身を起こし、太ももを左右に大きく開くと蜜口に熱い塊を押し当てられた。でもすぐ直後、心望に頭をごっつんされた陽葵が泣き出して、それにつられて心望まで泣き出した。
「タイミング良すぎだろ」
大急ぎで服を身に付け、僕は陽葵、彼は心望を抱っこしてあやした。
「上も下も堪能出来れば、そりゃあ満足でしょうね」
「嫌味か」
「嫌味じゃありませんよ。事実を言ったまでです」
お腹を冷やしたのか、気持ちが悪くて目が覚めた。服を急いで着て、トイレに行こうとしたけど間に合わず途中でもどしてしまった。
廊下でうずくまっていたら「姐さん」毎朝四時起床の蜂谷さんと青空さんすぐに気付いてくれて。駆け付けてくれた。青空さんが彼を呼びに行ってくれて、蜂谷さんは橘さんを呼びに行ってくれた。
「ひまちゃんとここちゃんはねんねしていますのでゆっくりと寝てください」
橘さんが毛布を肩に掛けてくれた。
「橘さんありがとうございます」
「どっかの誰かさんが未知さんを早く寝せてくれればお腹を冷やすこともなかったのではないですか?」
ちらっと彼を見る橘さん。
「どっかの誰かって俺しかいないだろ」
橘さんにはどう頑張っても敵わない彼。早々に白旗をあげた。
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