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番外編彼が大好きな、彼フェチのりんりんさん
―子供たちの朝御飯の時間だったか、悪かったな―
「いえ、大丈夫です。今日は朝からパパがいるからかいつもは寝起きが悪い太惺と心望がすごく機嫌がよくて。二人とも駄々をこねてなくてすごく平和です」
―そうか。その平和な時間にりんりんが水を差したんだな。空気が読めないヤツで悪かった。こっちに帰って来たらお仕置きだな―
「なにもそこまでしなくても……」
「そうしないと付け上がる」
耳元で低音ボイスが聞こえてきて。ギグっとして顔をあげると今度は宋さんと目があったから心臓が止まるんじゃないか、そのくらい驚いた。遥琉さんといい、橘さんといい、宋さんといい。なんでみんなして気配を消してくるの?足音すらしないんなんて。心臓に悪すぎる。
「ボス、未知、可愛いんですよ。それにすごくいい匂いがする」
髪を掬いあげるとチュッと軽くキスをされて。思わず携帯電話を落としそうになった。
―おぃ宋―
地竜さんの声色がガラリと変わった。
―あんな写真を送ってきて喧嘩を売ってるのか?俺の未知にねっぱっていい度胸してるなお前―
「俺に喋ることありますね?ボスに既読無視と着信拒否をされて悲しいんですけど」
宋さんの目がきらきらと輝いていた。わざと怒らせて楽しんでいるようにしか見えなかった。
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