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番外編 災難続きの信孝さん
「そういえばN運送の話し、聞いたか?」
「あぁ。神政会のフロント企業じゃないかって一時噂があったくらいだからまともな仕事をしているとは思わなかったが」
「かなり羽振りが良かったみたいですよ。俺の知り合いも高給に釣られて再就職したら、ブラックだったと。体を壊して結局一年も持たなかったそうだ」
「へぇ~~」
二人と何気に目があった。
「ねえさん、という訳なんでN運送だけはお勧めしません。絶対に関わらないようにしてくださいよ」
「忠告ありがとうございます」
宋さん大丈夫かな?心配になってきた。
「お前ら、喋っている暇があるなら兄貴たちの手伝いをしろ!」
不意に弓削さんの鋭い声が飛んできて。びくりと肩を震わせる二人。あわてふためきながら庭へと向かった。
「ねえさんの不安を煽ってどうするんだ。ねえさん、アイツに限ってバレるようなヘマはしせんよ。安心してください」
「ありがとう弓削さん」
「宋も宋です。メールのひとつも寄越せばいいのに。心配ばかり掛けやがって。困ったヤロウだ」
弓削さんがやれやれとため息をついた。
「宋さんの好物ばかりを食卓に並べた写真を送信するのはどうですか?五分以内に連絡を寄越さないときは青空さんのお腹に全部入ると言えばすぐに連絡を寄越しますよ」
ちょうどその時、橘さんが子どもたちの手を引いて姿を現した。
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