愛良side 耳を塞いでキスをすると、音が頭の中で反響して、より感じやすくなるらしい…… 実践してみると、確かにその通りのようで、目の前にいる朔久は、体をビクビクさせて感じている… 「…んっ……」 「ぷはっ……はぁ…はぁ……。んんっ…、ゃ……んっ…」 「ふふっ…、ほんとに、かわいぃ……」 耳をクルクルと弄ると、手で口を押さえて…ビクッ、ビクッ……っとしてる…。そんな、跳ねる体を抑えるように体操座りで足を閉じ、小さく丸まってる……。 「怖いですか…」 「……うん…。きもち…くて……、怖い…」 「大丈夫です。安心して、私に身を任せて…、存分に感じてください…」 「…うん」 朔久を抱き上げて、後ろから抱きしめるような体勢になるように膝の上に乗せて座った。足から上に撫で上げるように手を這わせる……。 擽ったいのか、それともゾクゾクして嫌なのか、上に逃げるように背中を反らすから…… 「ひゃぁっ……っ！…あっ、だめっ……」 「逃げるからです。ちゃんと、座ってて…」 「んっ……ぁ……ぁ…。……あっ…ん……んん…ふぅ……ふぅ…」 背中を反らしたことで無防備に前に出た乳首をキュッとつまむと、声を上げて、だめって言う…。ちゃんと座らないからだって怒れば、座り直して、静かに座ってる。 それでも体は自然に跳ねてて、また怒られかもとビクビクしてる顔が、堪らなく可愛い…。