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第17話
朔久side
目が覚めると、目の前に夏弥がいた……。それだけで、幸せな気持ちになる…。少し身動ぐと腰に鈍痛が走った…。
昨日、夏弥と繋がった証拠だと思うと、その鈍痛すら愛おしくて……。
「んっ……、やばぁ…、夏弥の匂いばっかりで、死んじゃう……」
夏弥の部屋には、当たり前に夏弥の匂いがいっぱいする。それだけでドキドキして、ドキドキし過ぎて胸が痛くなる……。
好きが溢れ過ぎて、暖か過ぎて……。微熱があるみたいに思考はふわふわ度を高めてる
「好き……。愛してるよ、愛良…。だから、ずぅーっと、僕のそばにいてね…」
「……そういうのは面と向かって言ってくれると嬉しいんですけどね。恥ずかしがりやさんには難しいですね。私も、朔久の事、愛してます。別れたいと言ってももう離しませんから…。覚悟しておいてください」
「……っ!…はぃ……」
僕より先に起きて寝たふりをしていたらしい夏弥…。全部聞かれちゃって恥ずかしさにしばらく夏弥の顔が見れなかった…。
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