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立花理人 4

「理人、オレ、イきそう……ごめん」 「ごめんじゃないだろ、オレもまだなのに、耐えろよ」 「う、無理、あっ」 挿入したまま、理人は壮太を押し倒した。 見ているだけはそろそろ限界だった。 壮太の中は熱くて、理人を締め付けて離さなくて、だから理人だってもう射精寸前なのだ。 「意識飛ばすんじゃねーぞ」 「あ、ああっ、りひ、あっ!」 自分の欲に任せて腰を動かすと、その快感があまりにも強すぎて、止められなくなってしまった。 ただただ自分の欲を壮太にぶつけるだけの行為に愛なんてあるのだろうか。 心の中で壮太に謝りながらも、壮太はきっと理人に愛なんて求めていないんだろうな、と思い、なんだか切なくなる。 「あ、ああ、んあ、あ――――ッ!」 壮太の体がビクン、と跳ねた。刹那、壮太のペニスから白い欲望が放たれて、壮太の服を汚した。 壮太がイッたからといって理人はその行為を止めるつもりはなかった。 突きながらも壮太の気持ちいい所を探し、微調整を繰り返す。 「やあっ、あああっ!」 どうやらそのポイントを探し当てたらしい。 にやり、と笑い、理人はそこを重点的に攻め立てる。 達したばかりの壮太の体は敏感で、中はきゅうきゅう締め付けてきて、気持ち良くて理性を保つのが大変だった。 「嫌じゃないだろ、なんて言うんだ、壮太。止めるぞ?」 「や、やだあ!あっああ、イイよぉ……きもち、い……もっとぉ!」 壮太は涙を流しながら理人に懇願する。 頬は赤く火照っていて、体も熱い。 壮太の全てが熱く、その熱が伝わってくる。 「あっ、あああ、や、怖い、くる、なんか、くる……!」 「イっちまえ、壮太」 「あ、あああ、イイ、あ、あ―――ッ!」 壮太の最奥を激しく突くと、壮太の体が大きく跳ね、痙攣を起こした。 孔がきゅうきゅうと締まり、理人のそれを離さない。 もう一突きすると理人も限界を迎え、壮太の中に我慢し続けた欲望を一気に吐き出した。 「あ、ああ……あ、」 壮太の目は虚ろだ。 前から射精はしていないのを見ると、おそらくドライオーガニズムを迎えたのだろう。 そんな壮太を見ていると、何故だろう、今出したばかりなのに再びペニスが硬度を増し始めた。 抜けないギリギリのことろまで腰をひき、ズン、と奥を突く。 水音が厭らしく部屋に響き、同時に、壮太の喘ぎ声があがる。 「あ、あ、はは、もっとぉ……ちょーだい、理人ぉ……」 「壮太?」 頬を手を触れると壮太はその手を取り、指に舌を這わせた。 なんともエロい。 「いっぱい突いて……もっと、ねえ」 とうとう壊れてしまったらしい。 壮太はにこにこと笑顔を向けたまま、理人の名を呼び何度もおねだりを繰り返す。 「止まんないぞ?」 「いいから、めちゃくちゃに、して……?」 もう、冷酷な自分を演じるとか、そんなことどうでもよくなった。 目の前の壮太を見ると、もう心の余裕は少しもなくて。 壮太が満足するまで理人は腰を動かし続け、欲望を吐き出し、その度に壮太は喜びの声をあげるのだった。

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