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第14話

-だんだん蓮が無口になっていく。 それは分かっていた。 早くフォローしなければいけない。 それも分かっていた。 でも、勇士に呼び出され、勇士といる時間が長くなっていく。 それと比例して、蓮と二人きりになる時間は少なくなっていく。 何とかしなければと気ばかり焦るが、時間がとれない。 ………甘えもあったと思う。 蓮なら、訳を話せば許してくれると。 今までは、俺が蓮を甘やかしていたと思っていたが。 本当は違う。 俺が蓮に甘やかされていたんだ。 その事に気付いても、もう遅い…………………………。 ……………………………………………………。 …………………………。 ……………。 -その夜。 「……うぅ……くうぅ………っ!!」 「…いいよ……もっと締めて……っ…もっと……そう…やればできるじゃない…いいよ……いい……っ!!」 俺はいつものように勇士に呼び出され、勇士の部屋の勇士のベッドの上、全裸のまま四つん這いになり勇士のモノを受け入れて、勇士の動きに合わせて腰を振っている。 限界が近づいた勇士が叫ぶ。 「…ああ……っ……イクよ……イク………ッ!!」 俺は唇を噛み締め、自身の奥で勇士の欲望を受け止めた。 勇士は一旦、俺の身体から離れたが………これで終わらない事は今までの経験で分かっている。 「…さ、今度は正面からヤルよ」 勇士に奉仕する為に仰向けになり、腰を浮かせて両足を広げ、勇士のモノを正面から受け入れ俺は萎えている自分自身に手を伸ばす。 -前に俺の萎えているモノが気に入らないと薬で無理矢理、勃起させた状態で一晩中、鞭打たれた事があってからは自分で扱いて勃起させる事にしていた。 …早く勇士から解放される為には、なるべく勇士を刺激せず、大人しく勇士の望むままにしなければならない………それがどんなに屈辱的であっても。 (反抗しなければ、すぐ飽きる………今は新しい玩具を手に入れた感覚で面白がっているだけ…飽きるまでの辛抱だ………) 「…遙香ってば、もうすっかりボクの身体に馴染んじゃって、ボクの女になっちゃったね」 (………誰が………っ!!) 俺は自分のモノを両手で上下に扱き、必死に勃たそうとしながら心の中で罵倒する。 (誰がお前なんか………っ!!) パンッ!! 左頬を叩かれ、顔がぶれる。 「ほら、ボクの女になる事ができて嬉しいって言えよ!!」 屈辱的なその言葉を何度も言わされる。 何度も………何度も………。 まるで俺に思い込まそうとでもするように………。 俺はその言葉を口にする……何度も…何度も…。 前にその言葉を拒否した時、勇士と直人にバスルームに連れて行かれ、身体を押さえつけられ細く長いタワシを俺の中に突っ込み、擦り始めた事がある。 タワシで中を擦られる痛さに俺が泣き喚いても止めてくれなかった。 「ボクの女になりたくないって言うのなら、ボクが出したモノを掻き出して綺麗にしてあげるよ。それが嫌ならボクに謝って。ボクの女になりたいって頼むんだね」 我慢できない痛さに、俺は泣きながら勇士に謝り、頼み込んだ。 それからは勇士の言うがまま……………。 心を殺して勇士に逆らわなければ……このまま………。 「……いいよ……もっと…っ…締めて……腰を振って……そう……いい……っ……遙香の中サイコー……気持ちいい……直人……直人………凄い……気持ちいい…蓮もバカだね……っ……こんないい身体を放っておくなんて………っ!!」 勇士が鼻息も荒く腰を振り続けていた下で、俺は足を広げ、自分のモノを勃たせようと必死に扱いていた。 そうしないと勇士から解放されない。 早く勇士から解放されて、蓮のところに戻らなければ………。 その時。 カタンッ。 かすかな物音が聞こえ、俺は自分自身を扱きながらも音が聞こえた窓の方に視線を向ける。 すると。 そこには。 (………蓮……………っ!!)

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