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ゼロ

xxx年、超魔法都市ノスタリジアの中央に位置する魔法学校【ノスタリジア】 魔法の神学校ともいえるこの学園は第111回目の入学式を行っていた。 そして、 知力と魔力を有するこの学校に、入学式早々とある噂が踊っていた。 そして、そんな魔法学校の生徒会のメンバーもその噂で持ちきりだった。 「おい、聞いたかよ」   「あぁ、あれだろ?満点者がいたんだろ」 「えー。それ絶対デマだろ」 「…くだらん。」 「そう?かなぁ。オレは少し興味あるんだけど」 「ちょっと!!生徒会長!」 厳かに開かれるノスタリジアの入学式。 今年も8人の生徒会役員、通称Sクラスによって執り行われようとしていたそんなとき、事件が起きた。 会長と呼ばれる男になにやら慌てて耳打ちをする副会長。 そしてその途端一気に鬼のような形相に変わる会長 「あ?寝坊しただと?……、どうしてくれんだ」 生徒会長が聞いたのは、 満点者つまり、入学生代表者が寝坊したあげく、だるいから今日は休むということだった。

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