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ゼロ
【ノスタリジア】
「いいか!貴様ら。ノスタリジアに入学したからには魔法が使えなきゃただのクズだ!!ということで、今からクラス編成をする!」
軍服をきて、鞭を無駄に地面にバチバチと叩きつける長官が緊張の面もちで整列している第111期生の入学者たちを一喝する
すでに、長官の唾をとばす勢いの大きな声に震えているものもちらほら伺える。
「はぁ~、クラス編成とかやだな。どうせ僕Zクラスだ。」
「どうやって調べるんだっけ?」
などと喜怒哀楽様々な感情を各もちながら長官の次の言葉へと耳を傾ける。
「私語を慎めぇえっ!!馬鹿者が!!!いいか!?今から行われるのは謂わば実技試験ともいっていい。
自分のありたっけの、魔力で攻撃するのだ!」
「長官にですかっ!?」
「馬鹿者がぁあ!!私なわけあるか!!!貴様等が攻撃するのは…」
そういってニヤリと口角をあげ、鞭で地面を思い切りたたきつけた長官
その刹那、地面から現れたのは
『ウゴォオホォオオオ』
「みての通り…………、───魔族だ」
野獣のように目をギラリと光らせて、鞭をしならせる長官
そんな長官よりも入学者たちは本物の魔族に足が震えていた。
「ふんっ、貴様ら。こんなもので震えているのか。───使えないな。
やる気のないやつは、帰れ。何度も言うが【ノスタリジア】は貴様等が思っているほど甘くはない。
確かに“卒業すれば”一生喰うに困らないぐらい待遇はいいがな。」
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