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★46-2 溺れるなら、一緒がいい

 控えめだった涼弥の指の動きが激しくなり。 「ふッああッ、んッあ……ッ」  俺のアナルの中を、容赦なく攻め始める。 「りょっあ、もッゆっくり、んッはぁっは……」 「悪い。つい、かわいくてよ」 「お前だけ、だってば……あッ……そう、思う、の……んッ」 「ああ、俺だけに見せろ」  シッカリと合わせた目。  俺の瞳は、すでに快感で潤んでるんだろう。涼弥が俺を見る瞳は、ひどくやさしげで……獰猛だ。 「んッ……あ……はぁ、あ……んっ……」  クチュクチュ……ローションの水音が、耳にエロい。  アナルを解しながら中を擦る指が、ゆっくりと前立腺を撫でる。  ゆっくりソフトに……って。  実は、思ってるよりつらい……!?  うっすら弱い快感て、延々続くとつらくなる。たまーにガツンて刺激があると、なおさら……もどかしいもんなんだ……な。 「足りないか?」  聞かれて。  涼弥が、わざとゆるーくやってるのを確信。 「解れてるなら……いい。3本目、入れろよ」 「何言ってる。イカなけりゃ終わらないぞ」 「な……じゃあ……ひあッあッ……!」  ゆるゆる続いてた刺激が、いきなり強烈になった。 「このくらいがいいみたいだな」 「っあ、りょ、うや……それっあッ……んんッ」  乳首を攻められた快感が溜まったところに。急速に中からビリビリと強い快感が足されれば、もう行き場がない。 「指だけでイケそうか?」 「んッ、イケる、あッもう、すぐくる……ふ……」  え?  押し寄せる快感が引いてく。 「何……やめんな……」 「まだイカせねぇ」 「なん、だよ……んっ、はぁ……」 「時間かけたい。お前の顔、どんどんエロくなるからな」  とろける笑顔の涼弥を見つめる。 「焦らしていいんだろ」 「指では、嫌だ……挿れて、お前も一緒になら……いいよ」  視線を絡める。 「挿れるか、イカせるか……どっちかに、して」  このまま生殺し状態は、かんべん……。  涼弥は答えず、目を逸らさず。 「いッあ、あッ! や、んッくッ……!」  アナルの中の指が、前立腺をつねるように擦り出す。  乱暴なくらいの刺激が、ビリビリとペニスの根元にダイレクトに伝わり。すぐに弾けそうになる。 「ひッあ……くるッあ、んんッ……」  ピタリと、刺激が止まり。  出ようとしてた熱がぐるぐる回る。 「やっ、りょうや、イカせて……ふ……あ……」  やさしく中を撫でられ、もっとほしくてたまらなくなる。 「腰、揺れてるぞ」  涼弥の声が熱っぽい。興奮してる。 「あ……イキたい、から……」 「中、気持ちいいか?」 「んっ、いい、涼弥……」 「もう1本入れる」 「っいッ……! あ、はぁっ、は……あッ……!」  アナルの口が広がる……一気に増した圧迫感に、続く快感。  グチュン、グリッと。  差し込まれては回される指の塊。その3本の指先が、まんべんなく中を掻く。  いいところをトトトンッとノックされる。 「あッく、あッ……そこッあ、いいッ……はっ……ああッ……!」 「イッていいぞ。俺も、もう……挿れたい」  指先のノックが力を入れた指圧に変わり、俺を昂め押し上げてく。 「俺見てイケ、將悟(そうご)」 「ひあッあッん……も、イクッあ、ん、あッ……あああッ……ん……ッ……ッ!」  焦らされた熱の開放感。  痺れる快感。  精液を吐き出してビクビクするペニス。  突っ張って弛緩して震える身体。  それを、細めた目で見つめる涼弥。  イキきって、目を閉じた。 「んッは、あっ……う……」  指が抜かれた。  まだ、中がジンジンしてる。 「指でもイケたな。よかったか?」  目を開けると、俺をほしがる涼弥の瞳。 「は……うん、よかっ、た……」    気持ちいい……けど。  快楽に溺れるなら……一緒がいい! 「少しは休ませてやりたいが……」 「ん、挿れて……お前と一緒、がいい……」 「お前がイッたら終わりか?」 「あーそれは……」  だってさ。  そうでもしなきゃ、また……何回もイカせようとするじゃん?  で、俺も理性低下して、ほしがっちゃうじゃん?  で、足腰立たなくなるのは必至。  そうならないための策だけど……。 「お前が我慢しないでイクなら、続けていい……」 「わかった」 「でも! 今日は。激しく何回もじゃなくて、ゆっくり1回……のつもりで」 「ああ。やさしく抱く。無理はさせない」  それを聞いて安心して。  涼弥がコンドームを装着して、ローションを塗りたくるのを見てた。  ギンギンにそそり立つペニスに欲情する。  今からアレに腹の中を抉られると思うと、ゾクッとする。  俺、すっかり受けの反応になってんじゃん……!  身体も、思考も。  涼弥がほしい。イコール、抱かれるって図式に……もちろん、疑問は感じない。  理論的には、逆も可能だろうけど……。  俺が涼弥に突っ込むのって、想像すると……てか、涼弥が俺に抱かれるとこ、想像出来ん……! 「將悟」  俺の脚をグイッと広げて、涼弥がペニスをアナルに擦りつける。 「んっ……」 「俺がほしいって言ってくれ」  切なげな瞳をした涼弥が乞う。 「お前がほしい……っあ、う……」  アナルの襞を伸ばすように、ゆっくりとペニスが押しつけられる。 「くッあ……んっ……」  何度か押しては戻ってから、ググッとペニスの先端が俺の中に入ってくる。 「はっ……んッあッ……!」 「く……ッ」  ズブリと挿れられたペニスの圧迫感に、一瞬息が詰まる。  この瞬間から、俺の快感は涼弥に委ねられて……自分から逃れる術はない。 「あ……涼弥……んッ……」 「痛くないか?」 「ない……から、来いよ……」  涼弥がズズッとペニスを中に進めた。 「つッあッ……う、あッ……ん、あ……ッ!」 「お前の中、熱々だ」 「ひッやッ、そこッん、あッ!」 「ここも張ってる……すげーいい……」  挿れてすぐに前立腺を攻められ。イッて間もない身体は即、快感を追い始める。 「っや、まってッんッあ、ゆっく、りって、くッ……」 「我慢、するな。俺も時間かからねぇが……」  ゴリゴリと俺のいいとこを突きながら、涼弥が微笑んだ。 「イキたくなったら、言え」 「んッ……おまえ、もっ、がまんすんな、よ、あッんん……ッ!」  これ……気持ち、よ過ぎ……中、もう……ちょっと擦れるだけで、いい……。  直腸の真ん中より浅いところを小刻みに往復するペニスが、カリで小さなしこりを扱き続ける。  そこから生じる快感は、ドクドクと腰の中心に集結してく。 「はっ……あッ、りょう、や……気持ちい、いッもう、くる……おまえ、も、あッ! んッ!」 「もう少し、待て……」 「じゃ、おそく、してッあ、そこッやめッ……」 「將悟……好きだ……」  腰の動きを止めた涼弥に見つめられ、口元を緩めた直後。 「う、くッ……え……なに……?」  腹の上で揺れてた完勃ちのペニスを握られた。 「出さねぇでイカせてやる」

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