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★54-7 のーみそ、とけそ……
俺のいいとこを、涼弥のペニスが絶妙な角度で擦り上げる。
「は、あッ……あ、んッ……ひあッ! それっ、まってっあ、アアッ!」
しょっぱなからガンガン奥も突かれ。一瞬で電流が奔ったみたいになって、全身が快感を求めるモードにシフトする。
「あとちょっと深くするぞ」
涼弥が、俺の脚を持ち上げて自分の肩にかけた。
持ち上がった脚の間で、アナルは上向き全開。ペニスの突きがダイレクトに内臓にくる。
「ひあッあ、あ……ヒッう、くッ……りょッやあア……ア……ッ!」
「つらきゃ、マジで嫌なら『杉原』だ、將悟……」
つらく、ない。
嫌じゃ、ない。
苦しい……けど、気持ちいい。
すぐに、苦しいは全部……気持ちいいになってく。
衝撃でズレてかないように。
逃れようとしないように。
肩を押さえて、俺の身体をホールドして。ひと突きごとに確実に、涼弥が俺を追い詰めてく。
「気持ち、いいか?」
「ヒッア、あ……いいッ、ん……もッすぐ、イキそッ……うッ」
「イッてるぞ。もっとイカせてやる」
言われて、ペニスから何か出してるのに気づく。
射精してるのか。
潮吹いてるのか。
わからない……気持ちよさが秒単位で上書きされてって、快感はどんどん獰猛になってって……。
「ッ……ア、やッ、また、くるッ、なかッ……びくびく、くるッ……ヤッ、とめッ……」
「止めねぇ、ドライでイッて、喰らいつけ」
「うああア、アッひ……ん、くッ……!」
涼弥が腰を回してるのか、アナルの中でペニスがうねる。
「ア、イクッ! やッあ、あ……ア、アアアーッ!」
強い絶頂の衝撃で、視界がなくなる。
のーみそ、とけそ……まだ、ダメ、だ……。りょうやがイク、まで……。
「ん、はぁッひッアッ……!」
息つく間もなく。
止まらない突きが次の快感の波を起こす。
「ッや、むりッ……りょ……や、ん、アアッ、ヤッ……ヒッ……」
「息しろ、大丈夫だ、あと少し……まだ、イケるな?」
いつの間にか涼弥の腕にしがみついてた両手に力を入れる。
「う、んッ……イクッいっしょ、にッイクッ……りょうや、あッ……」
頭を撫でられ、キスを落とされ。
「ッ……ヒッあ、ふ……く……ッ……アッ……きもち、いッ……ン、アアッ……!」
最大値まで膨張したペニスにアナルを掻き回され。
「ま、たッいくッ……もっとッ……イクッ、あ、ああアアア……!!」
快楽に溺れるしかない。
「は……くッ……まだ、だ……」
のけ反る俺の顎に歯を立てて、涼弥が呻く。
アナル中の痙攣に、カクカクブルブルの腰。
チカチカする目と脳みそ。
どこもかしこもしびれてる。
ドライでイッたのか。爆ぜた快感が薄まる間もなく。腸の粘膜が受け取る刺激は、瞬時に新たな快感に変換され……気持ちよさにクラクラする。ジンジンする。
熱くて熱くて。
立て続けでつらいのに。つらいより、絶頂感がほしい欲望が勝つ。
もう、またイキたい……!
「ア……ア、もッ……とッ、ちょーだッ……ン、アッ……」
「ツ……將悟 ……待て、くッ……」
待てって聞いて。
このデタラメに気持ちいいモノを取り上げられたくなくて。
涼弥の肩から横にだらしなく落ちて広がってた脚を、渾身の力でしめる。俺を押さえてた腕を涼弥が上げた隙に、脚を腰に回して離れないようにする。
「うッン……もッとッ! お、く……こ、いッ、あ……イイッりょう、やあッ……!」
涼弥に絡めた脚を引き寄せて、自分からペニスを奥へと埋める。腰を上に打ちつける。
「う……あ、く……ッ」
快感を耐える涼弥にゾクゾクして、頭の芯がスパークする。
「アッ……りょッや、いくッいっちゃ、あッふ、アアアッ……!!!」
アナルの中の感覚を全身で感じるみたいに震える。脈打つ。爆発する。
射精してない。
またドライでイッた。
もう、精液も出し尽くしたのか。
空イキか。
何でもどうでもいいから、コレがなくなるのは嫌だ……!
痙攣するビクビクの肉にガッツリ包まれてる涼弥のペニスも爆発寸前らしく、俺の中でパンパンだ。
「アッりょうやッ、ヤッ……まだッ! う……やめなッ、ヤ……ひ……もッ……とッ……ンッ……」
「は……泣くな……將悟……」
泣いて、ない。
泣くわけ、ない……だろ。
こんな……イイ、のに……。
こんな……バカみたい、に……幸せ、なのに……。
あ……涼弥が、ボヤけて……にじん、で……。
目元をベロリと舐められた。
開きっぱなしの口元も、舐められる。
「とろとろだ、な……」
「ア……りょうやッ……あい、して、るッ、アッ……アイシ、テル、ア……ッ!」
「……ッ! 俺も、愛してるぞ、將悟……ッ」
「ヒ、ア……ツッ……や、そこッイッ……アアッ……!」
どこかもうわからない。
どこでもいい。
尻をギュッと掴まれて。
さらに隙なく密着して。
涼弥のペニスがズブズブと俺に刺さる。
アナルの奥の肉が喜んでる。
続々と生まれる快感が集まる。
「く、もう、イク……」
気持ちよくて苦しげなその声に。
ガクガクする脚を、涼弥の背中に巻きつけて。
ズクンズクンと身体に穿たれるペニスに合わせて腰を振る。
「ッ……將悟、出すぞ……く、う、ああッ……あ……!」
中で。
涼弥がドクンと波打った。
熱い。
熱い精液が、ドクドク注がれる。
直腸に。アナルの中に。
俺の中に。
「ッア、くるッ……りょ、やッアア、ヒッ……あ、ア、アアアアッッ……ッ!!!」
ブルブル震えて、おもしろいくらい痙攣する。
空イキで収縮する俺のアナルの中全体が、涼弥のペニスを絞り上げてるみたいに。
最後の一滴までくらおうとしてるみたいに。
満ちて、満ち満ちてく。
涼弥の熱に、欲に。今更ながら侵される……たまんない。
この多幸感……きっと、どんなドラッグより強力だ。
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