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第43話 全然構わない。
薫
く、苦しい!
それに、
は、恥ずかしいっーーーーー!!
ちょっと!そこ舐めるのか!?舐めて良いところなのか?
てっちゃんが躊躇いもせずに、俺のお尻のあの部分をぺろぺろと舐めるからマジパニックになった。
慌てることしかできない自分をよそに、てっちゃんは手際よく鞄から何か取り出して、それを俺のお尻に塗っていく。
あぁ、そうだった。お尻……使うんだった……俺のお尻で大丈夫なのだろうかと不安になる。
そう思いつつも、相手がてっちゃんなら全然構わない。
羞恥で死にそうだけど、てっちゃんが望むならどんどんやって欲しい。
苦しさはあるし、葛藤もあるけれどそんなのどうでもいいんだ。
小さい頃から一緒にいた幼なじみという関係から、恋人に変化したことは夢のようなことで、俺は何て幸せ者なんだろう!そう思う。
「あ!……っ」
……てっちゃんに触られるところがヒクつく。
くちゅくちゅと彼の指が出し入れされるたびに頭がおかしくなっていくのがわかった。考えさせてくれない、余裕を与えてくれないのに心が満たされる。
恥ずかしいって思いながらも、どうにでもして欲しいくらい超喜んでる自分がいる……
すんすん泣きながらも、目の前のてっちゃんから目が離せない。
やっぱり……カッコいい……エロ丸出しで俺を求めてくれるのが信じられなくて、つい見てしまう。
手で自分の顔を隠しながらも、てっちゃんを見てしまう。
乱れた柔らかい髪が眼鏡を覆っているのに、どうしてそんなに男前なのかわからない。
濡れたような瞳がちらりと見えるとドキドキしてしまう。
てっちゃんって色っぽいんだぁ……!
エッチなのは知っているけれど、こんなエロい表情をするなんて初めてで見とれてしまった。あぁ……でもこの表情を数々の女たちが見ているのかもしれない……そうと思うとドロドロとした黒いものが心を支配する。
けれどそれも一瞬の事で、すぐに今まで感じたことのない刺激によって砂嵐のようにかき消されてしまった。
「あ!……っ!あんっ……っ!」
「……っ」
勃起した自分のモノを弄られ後ろを攻められて、訳がわからない!だけど身体が感じでいるのがわかるし、自分の心が歓喜しているのが分かった。
あああぁ……
てっちゃんとエッチして、繋がってる……っ!
それだけで十分だった。
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