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《貫通》
「尻を締めてこぼすなよ。そのまま尻を振れ、中を綺麗に洗うんだ」
「っ、そんな…ぅう、無理です」
「いいからやれ」
バチンと尻を叩き、命令しながら竹鉄砲を抜き去る。
「ぁぁッ!う…ぁ、」
きゅっと尻を締めて、言われた通り水をこぼさない様、ゆるりと腰を振る。
「ァ、旦那様…っも、漏れそう、です…っ」
ずっと力を込めているため、がくがくと足が震え、限界が近づく。
「もう少し我慢できんのか、ならこれに出せ」
男は溜息をついて木の桶を取り出し、四つん這いになっている尻の下へあてがえる。
「っ、え?」
「どうした?」
「ッ旦那様の、前では…っ厠へ…」
拘束を外して欲しくて、振り返り男を見つめ願うが…
「ふ、途中で漏れても困る、遠慮するな」
「っん、ハァ、…っ」
見られながらの排泄…通常なら出るはずもなかったが、胎内の大量の水は、排出されたがって腹の中で暴れている。
「早くしろ、次がはじめられん」
締まる窄みを綿棒で突きながら、腰を容赦なく叩いてくる。
「っ、あッあぁっ…駄目ッ!!」
ガクッと桶に尻を落とし、勢いのまま胎内の水分を全て排出してしまう。
「ふ、っうぅ…ッ」
こんな屈辱的な行為をさせられ、涙が溢れてくる。
そんな悲しみに浸る暇さえ与えず、再び孔へ竹筒を突き刺して二度目の水を注入していく。
「ァっ、嫌ッ…もう、やめてくださいッ」
「泣き顔もまあまあだ、もう少し色気を出せる様になる勉強するんだな」
首を振り涙を流す菊之助の顎を持ち、表情を確認しながらうすら笑う男。
その行為を何度か繰り返す。
「っふ、…っ」
菊之助が嫌がれば嫌がるだけ、男を楽しませてしまうだけ…
「そろそろいいか、まずは私が味見をしてやる」
最先端の洋服を纏い短髪に整った男の股間は、パンパンに膨れ上がり、獲物を求めて反り勃っていた。
「だ、旦那様っ、他のことなら何でも致します、僕は、男子ですッそれだけは…っ」
首を振り、恐怖に慄き、縋りつくが…
「なに、慣れればお前も楽しめるようになる」
片手で後ろから頭を抑えつけ、男の巨根が容赦なく割れ目へ捻りこまれる。
「いや、ァ…あぁァッ!…痛ぃ、やめ…ッ」
「…っ」
初解のキツさに息を詰め、菊之助の拒絶も構うことなく、ゆるりと腰を前後に動かして、ぐちゅぐちゅと結合部が淫らなオトをたてる。
「うっ、ァ!動か、ないでッ」
「…沢山の逸物を咥え込むことになるんだ、そんなにガチガチでどうする」
「ッ、ァ待っ、旦那様ッ…無理です、…あ、痛い痛いッ離してッ」
どれだけ拒絶しようと、男の太く硬い塊は、菊之助の狭い胎内をこじ開けながら容赦なく貫いていく。
「ふ、よく喚く…っ」
内側を擦り続けられていくうちに、痛みとは別の、身体の芯からゾクゾクと沸き起こる快楽の端切れのようなものを感じてしまう。
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