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《地獄》
「ァぁッ、旦那様…何かっハァ、おくがっ…熱いっ、ぁッ」
煽られた身体は火照りを増して、どんどん敏感になっていき。
後ろから突き上げ犯され続けながら、赤く膨らみを持った胸の突起を擦り捻りあげられると…
「アァっ!だめぇ…アっ、ぁんッ」
身体に電流が走ったかと思うほどの痺れる快感が貫いて…
「既に感じられるようになったのか?素質があってなによりだな、ならば、こちらは必要ないか?」
男は菊之助の前を掴むように触れ、軽くシゴいていく。
「アッあぁっ!…駄目っ出るっ、あ、ァんっ」
性器を促されて射精感が沸き起こり、身体がビクビクっと痙攣し、堪らず喘いでしまう。
「ふ、ちゃんと啼けるじゃないか…」
しかし、男はすぐ前から手を離し、前への愛部をやめてしまう。
「ァ、旦那様ッ…っ、イけない…ッそこ、擦って…っん、お願い、ですッ」
四つん這いで後ろ手に拘束されているため、自分で触れることもままならず。
煽られ溜め込んだ精を解き放ちたくて、腰をもじつかせながら懇願してしまう。
「まあ、それは後からいくらでもイける、今はこっちに慣れろ…ッ」
より深く、ばちゅんッと腰を打ち付けてきた。
「ひゥッ!深ぃ…あァ!」
「うむ、だいぶ…解れてきたな」
「ァ、んくっ…旦那様ぁ、待っァッ、あァ!」
グリグリと胎内を擦り上げられる。その度にびくんびくんと身体が震え、抑える間も無く甘い声が地下の小部屋に響き渡る。
「ッ、そろそろッ!」
男は、不意に後ろを犯し続けていた肉棒を抜き去り、菊之助の顔の前へ逸物を持っていき…
扱きながら菊之助の顔へ白液を飛び散らせる。
「ッ、ぅう…」
屈辱的な仕打ちに、身体を震わせるが…
「ハァ…この匂いを覚えろ、これで興奮できるようになれば一人前だ」
「っ…、ふ、ぅっ、」
追い討ちのように言い放つ男。
その名は山形甚太郎 。
「さあ、飲め、祝い酒だ、これを飲んでここで待て…お前の仕事はこれからが本番だ」
放心状態の菊之助の口許に無理やり盃を充てがわれ、日本酒を飲まされる。
菊之助の拘束を解き、そのまま衣服を整えて…何食わぬ顔で地下部屋から出て行く。
菊之助は、乱れた着物を直す力も無く、そのまま床に伏せて咽び泣くしかできなかった。
この夜、菊之助は血気盛んな男たちによって、さらなる地獄を味わうことになるのだったーー。
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