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新生活は生意気な新人と番外編②
「はぁ……」
風呂場のドアが開いて篠原が入ってくる。驚いた俺は、湯船から立ち上がろうとしたが躊躇した。シャワーで流した篠原の体が水分を含んでエロく見えた。それから視線を逸らし、湯船の中で自分の手を握り精神統一をした。
「一緒入ろや」
「ちょっと篠原さん狭いだろ!」
「そっち詰めろや…狭い」
「……野郎二人とか無理に決まってる」
「じゃ、こっち」
「え…? 」
篠原が俺の股の間に入ってそこに腰掛けた。綺麗なうなじが目の前にある。
「極楽極楽~~」
「……俺、風呂はゆっくり入りたいんですけど」
「おまえ…なんか悩んでんじゃない?」
「何を?」
「なんか思い詰めてるみたいに見えたから」
こういうとこ鋭いんだよなこの人
「……あんま近付かないで」
「もしかして、これに関係あるとか?」
篠原が尻を俺の股に押し付けた。完立ちのソレが篠原の尻の割れ目に擦れ、理性が抑えられなくなった。後ろから篠原を抱き締め、うなじにキスをした。篠原が俺の手を取り、自分の前へ押し当てた。
勃…ってる……
「俺も一緒やで」
「篠原さん!」
悶々としていたモノが一気に溢れ出した。優しくしたいのに、無茶苦茶にして泣かせたい…こんな激しい感情知らない。
乱暴に唇を重ね舌を吸って水分で滑る背中を舐めた。
「……っ黒石」
「篠原さんもう…俺」
篠原の体を持ち上げ、湯船の縁に座らせた。ピンク色の小さな突起を舌で転がし吸い上げた。
「あっ嫌や……」
「嫌じゃないでしょう? こんな乳首立ってんのに」
「ここも…ガッチガチ」
「……あっそんなとこ咥えんな…や」
篠原の反り上がった先端を咥え舌を絡めた。篠原の口から漏れた甘い吐息が俺を煽り、口の中に含んで上下に動かした。広がる篠原の味に歯止めが効かなくなり一気に吸い上げた。
「い…嫌や! 激ししたら…イクから」
「……イってほら」
「んっあかん…あっんっああ!」
咥えたまま激しく動かし、奥まで咥えて篠原が出したものを吸い取った。俺は、果てたばかりの篠原を湯船から引き上げ、壁へ後ろ向きに体を押し付けた。俺は、尻を持ち上げ、口に含んでいた篠原のモノを窄みに注ぎ込むように舌で広げていく。
「あっそんなとこ…嫌や」
「嘘…体はそんなこと思ってない。よく慣らさないと。痛いの嫌でしょ?」
コクコク頷く篠原は、感じまくって涙目で……
もっと泣かせてやりたい……!
篠原をトロトロになるまで舐めて、少しづつ指を入れ奥まで蕩けさせた窄みは、もう三本の指を咥え込んでいた。
「もう……だっ大丈夫や…から」
「ああ…俺も限界」
トロトロの窄みの指を抜き、俺は限界のそれを一気に奥まで貫いた。仰け反った篠原の背中に俺はキスを繰り返した。
「ごめん……もう少し待ちたいけど…無理…ごめん、篠原さん…篠原さん!」
「……い! 激し…あっ嫌やっちょ…加減して!」
「気持ち…篠原さん…エロいあっ…やばっ!イっていい?」
「そんな…激しくしたら…あかん! イ…クっ!」
「いいよ…一緒に! ああ、康…幸さん」
「いや! ま…ことんっ、あっああ!」
「ああっ、はぁ…はぁ…篠原さん…中に出しちゃった」
「っん!阿呆…中熱い……」
「ちょっ…締め付けんなって」
「…おまえ…がおっき…なったんやろう」
「黒石…好きやゆーて?」
「好きだ…篠原さん」
「俺も…好きや」
何度も何度もキスをした。
俺はもっとあんたに毒されていく。だから俺でいっぱいにしてやるから……
覚悟しといてね…篠原さん
【完】
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