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その後 第3話

「俺には理解できねぇ」 「純粋ですね。生きていくには時には汚いことも必要ですよ。まぁ。そんなとこが好きなんですけどね。恋人さんに言われた通り俺と恋愛しません?」 「しねぇよ」 「手強いなぁ。まぁそゆとこも好きですよ」 「お前さ俺以外に目を向けた方がいいだろ。無駄な時間使うんじゃねぇ。まだ若いんだから」 「きっと恋人さんは今連堂さんがいったことを思ってるんですよ。愛ですよね」 「え?」 「わかりませんか?貴方を愛しているから不安になる。でも年上だからそんな弱音は吐けない。悔しいけどそういうことでしょ?」 「…わりぃ…帰るわ」 「はい。またです」 会計をして早足で自宅へ向かう。あいつには悪いがやはり俺は巳露さんでなければ意味がないのだ。何を言われてもそう続けるしかないのだ

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